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シニアに人気の趣味ランキング1位は「旅行」。1ヶ月の出費とゆとりのある老後を送るポイントとは

ファイナンシャルフィールド / 2022年5月11日 13時10分

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長い現役時代を終え、老後の楽しみを謳歌するセカンドライフ。老後はさまざまな趣味を楽しみたいと考えている人も多いのではないでしょうか。そこで今回は、シニア世代が趣味にかけている月々の出費から、ゆとりある老後を送るためのポイントを解説していきます。

シニアの現在の楽しみ1位は「旅行」

ソニー生命の「シニアの生活意識調査2021」によると、シニア層(50歳〜79歳)に現在の楽しみをたずねたところ、「旅行」と答えた人が44.6%で第1位となりました。
 
コロナ禍以降は行動にさまざまな制限がかかるなか、やはり旅行は多くのシニアにとって大きな楽しみのひとつであるようです。現役時代にはかなわなかった長期の旅行に行けるのも、シニアならではの楽しみ方ではないでしょうか。
 
そこで気になるのが、老後の趣味にかける出費についてです。シニアは収入が限られるなかで、趣味にどれくらいお金をかけているのでしょうか。
 

旅行にかける1ヶ月の費用は2万4000円

ソニー生命の同調査によると、現在の楽しみを「旅行」と挙げた人々が1ヶ月にかける旅行費用は平均2万4000円となっています。同調査はコロナ禍に行われたものであることを考慮すると、気兼ねなく旅行に行けるようになったアフターコロナでは、さらに旅行費用が増える可能性もあるでしょう。
 
シニア世代にとって、毎月2万4000円の出費というのは家計にどれほどの影響があるのでしょうか。総務省統計局の「家計調査年報(家計収支編)2020年」によると、65歳以上の夫婦のみの無職世帯の1ヶ月の可処分所得は 22万5501円です。
 
つまり、趣味にかける毎月の出費が収入の約1割を占めていることになります。もし、収入が公的年金だけに限られるとしたら、その1割を趣味に充てることは不安だと感じる人も多いのではないでしょうか。
 
実際に、総務省統計局の同調査では22万5501円の可処分所得に対し、消費支出が22万4390円となっており、毎月手元には1000円ほどしか残らない計算となります。好きなように趣味にお金をかけてしまうと、老後の生活が赤字になってしまいかねません。長い老後生活を送る上で、収支に不安を抱えながら暮らすのは避けたいことです。
 

ゆとりある老後のための資産形成を始めよう

悠々自適に趣味を楽しみながら老後の生活を送るためには、十分な蓄えや収入源を確保しておくことが大切です。しかし、老後の生活のための蓄えはすぐに準備できるものではありません。退職金だけに頼るのも得策とはいえないでしょう。老後のための貯蓄は、若いうちからきちんと計画を立てて準備をしておく必要があります。
 
たとえば、貯蓄型保険やNISA制度、iDeCo(イデコ)などが有効な資産形成の手段です。こうした資産形成の制度を上手く利用しながら、「老後の生活費+α」を貯蓄していく計画を立てましょう。
 

出典

ソニー生命 シニアの生活意識調査2021
総務省統計局 家計調査年報(家計収支編)2020年(令和2年)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
 

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