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ゆうちょ銀行の手数料。なにが変わった? どう変わったの?

ファイナンシャルフィールド / 2022年5月13日 3時30分

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コロナ禍により、非接触で買い物などをしたい方のなかには、近年、現金を使わずクレジットカード等で支払いをする機会が増えたという方もいらっしゃると思います。   キャッシュレス決済方法が多様化するなか、一方で、現金での取引に関して有料サービスとなってしまったものもあります。   今回は、現金(硬貨)の取り扱いやそのほかのサービスが一部有料になった、ゆうちょ銀行についてみていきます。

ゆうちょ銀行とは

ゆうちょ銀行とは、日本郵政グループ内の金融会社で、全国津々浦々にある郵便局のネットワークを通じて、個人の顧客に金融サービスを提供する会社です。
 

何が有料になったの?

主に有料になったサービス(新設・加算)は以下のとおりです。
 

1.ATM硬貨預払料金の新設

図表1


 
図表1でも、硬貨を伴う預入金額がATM硬貨預払料金以下の場合は、取り扱いができません。また、図表1のとおり、預け入れの枚数の上限は100枚で、硬貨の預け入れ、払い戻しは平日の7時から18時となっています。
 

2.硬貨取扱料金の新設

窓口における預け入れや払い込み等の各種手続き時に硬貨を持ち込んだ場合、枚数に応じて次の料金が掛かります。
 
図表2


 

3.金種指定料金の新設

窓口における預金の払い戻しなど各種手続きにおいて、硬貨や紙幣の種類・枚数を指定する場合、指定後の持ち帰り枚数に応じた料金が掛かります(ただし、新券ではない1万円札は合計枚数に含みません)。
 
また、同時に複数件の手続きを行う場合は、指定枚数を合算し料金が決まります。そのほか、記念硬貨の引き換えは対象外となります。
 
図表3


 

4.上記以外で料金が新設となった取り扱い内容は図表4のとおりです。

図表4


 
現金で払う場合と口座から払う場合で料金が変わるサービスもあります。
 

5.払い込みサービスを現金で利用する場合(加算)

各種払い込みサービスを現金で行う場合は、料金が加算されます。加算されるサービスは、

(1) 通常払い込み(税公金の払い込みは対象外)
(2) ゆうちょPay-easy(ペイジー)サービス(税公金の払い込みは対象外)
(3) 電信払い込み

の3つ場合で、現金利用時には1件あたり110円の加算料金が掛かります。
 
例えば、ATMで1万円の通常払い込みをする場合、料金払込人負担の払込取扱票を使うと、口座からの支払いであれば152円ですが、現金で支払う場合は110円加算の262円となります。
 
また、料金受取人負担の払込取扱票を使うと、口座からの支払いであれば払い込む方の負担はゼロですが、現金で支払う場合は110円掛かります。
 
ただし、公共料金や公庫への払い込みの種別によっては、料金が異なる場合があります。
 
また、貯金残高証明書の発行や貯金の入出金照会、普通為替・定額小為替の発行など、料金改定されたものもあります。
 

できるだけ無料で行える金融機関を利用して出費を抑えよう

例えば、遠方にある戸籍などを取り寄せる際に定額小為替を使うことがあると思いますが、その場合も上記のとおり、料金改定により値上がりしました(1枚100円→200円)。
 
どうしても使用しなければならないサービスであれば仕方ありませんが、例えば硬貨の預け入れに関していえば、無料でできる金融機関もあります。
 
今後は、利用するサービスによって金融機関を使い分けることによって、手数料等の出費を抑えることも念頭に置いておくことが大切ですね。
 

出典

ゆうちょ銀行 ホームページ
ゆうちょ銀行 お知らせ 商品・サービスより「2021年7月2日 一部商品・サービスの料金新設・改定について(12月27日よくあるご質問更新)」
ゆうちょ銀行 各種既存サービスの料金新設・改定
 
執筆者:田久保誠
田久保誠行政書士事務所代表

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