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定期保険の「逓減型」と「年金型」、何が違うの?

ファイナンシャルフィールド / 2022年6月27日 9時10分

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一定の期間内で死亡保障が受けられる「定期保険」には、「逓減型」や「逓増型」「年金型」などさまざまな種類があります。同じ定期保険でも目的や仕組みが大きく異なっているため、加入前にはそれぞれの特徴をよく理解しておくことが大切です。   本記事では、「逓減型」と「年金型」の仕組みや特徴について解説します。

「逓減型」と「年金型」の違い

定期保険の「逓減型」と「年金型」は、それぞれ保険料の推移や死亡保険金の受け取り方が異なります。それぞれ詳しく特徴を確認しましょう。
 

「逓減型」の定期保険は年数と共に保険料の負担が減る

逓減型定期保険は、年数が経つにつれて保険料が減少していくことが特徴です。
 
それに伴い死亡保障も減少していくため、「子どもが独立したら大きな死亡保障はいらない」といったニーズの変化に適用できるメリットがあります。
 
また、逓減型は死亡保障が減額していくことから、保険料も割安に設定されていることが一般的です。「掛け捨ての保険料を最低限に抑えたい」という人は、ライフステージの変化に応じて保険料が減少していく逓減型を検討しましょう。
 

「年金型」の定期保険は遺族への収入保障となる

年金型の定期保険は、遺された家族が死亡保障を年金形式で受け取れることが特徴です。
 
逓減型の保険では、死亡保険金を一括で受け取りますが、年金型では一括受け取り、もしくは毎月・毎年、一定額ずつ受け取る仕組みとなっています。死亡保険金を年金のように分けて受け取ることで、収支の見通しを立てやすい点がメリットです。
 
また、死亡保険金を受け取れる期間は保険期間満了までとなりますが、中には最低保証期間がある保険商品もあります。
 
例えば、被保険者が亡くなった時点で残りの保険期間が2年だった場合、通常は2年間死亡保険金が受け取れます。ただし、最低保証期間が5年ついている保険については、5年間、保険金の受け取りが可能です。「家族に安定的な収入を遺したい」と考える場合は年金型を検討するとよいでしょう。
 

定期保険は法人名義でも加入可能

会社経営者であれば知っておきたいのが、法人名義で定期保険に加入するメリットです。
 
法人名義で役員や従業員を被保険者とする定期保険に加入した場合、保険料の支払いが損金として計上できるため、節税効果を得られることがあります。
 
ただし、どれくらいの割合で損金計上できるかは保険商品によって異なることから、節税だけを目的に保険へ加入することは控えましょう。
 

ライフステージの変化を見越した保険商品を選びましょう

一口に定期保険といっても、「逓減型」や「年金型」と種類はさまざまです。家族に死亡保障を遺すという目的は共通しているものの、保険料の推移や保険金の受け取り方などその仕組みは大きく異なります。
 
どのような死亡保障を遺したいかという意向は、ライフステージによっても変化するため、定期保険に加入する際は、長期にわたったライフプランをしっかりと描いておくことが大切です。
 

出典

一般社団法人生命保険協会 主な個人保険商品の種類
国税庁 解約返戻金のない定期保険の取扱い
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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