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フリーターとアルバイトってどう違うの?正規雇用との給与差はどれくらい?

ファイナンシャルフィールド / 2022年7月27日 11時40分

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正社員や派遣社員といった定職には就かず、パートやアルバイトを中心に生計を立てている人をフリーターといいます。主に若者を指す用語ですが、言葉の定義として年齢的な区切りは特にありません。   一方、求人情報などには「フリーター募集」や「アルバイトスタッフ募集」という言葉を見かけます。では、ここでいうフリーターとアルバイトにはどのような違いがあるのでしょうか。正社員とも比較しながら詳しく見ていきましょう。

明確な区分はない? フリーターとアルバイトの違い


フリーターとアルバイトは、法律的に明確な区分がされているわけではありません。どちらも非正規雇用の就労者で、パートタイムで働く人といった意味ですといった程度の認識です。
 
フリーターとアルバイトが区別して語られるのは、主に求人においてです。求人では、採用したい人により強く訴えかけられるよう、フリーターとアルバイトを分ける形で記載することがあります。そのため、求人雑誌などには「フリーター歓迎」や「アルバイトスタッフ募集」などのような、フリーターとアルバイトを区別するような文言が並ぶことがあるわけです。
 
ただ、どのように表現されていたとしても、求人情報においては基本的に正社員に対する非正規雇用社員という意味で、フリーターやアルバイトという用語が使われます。
 

フリーターとアルバイトを区別するとしたら

明確な意味の違いはなくとも、フリーターとアルバイトは区別すること自体は可能です。一般的に、フリーターはアルバイトで生計を立てる若者を指し、そこには学生を含みません。これに対して、アルバイトは学生を中心とした若者を意味することが多く、ここに両者の違いを見出すことができます。
 
企業が出す求人において、学生かどうかの違いは大きいです。学生であれば、学業を優先しなければならないため、時間を融通しづらい部分がありますが、フリーターは基本的に学生を含まないため、フルタイムなどでも働くことができます。こうした違いから、求人情報などではフリーターとアルバイトを区別して、採用したい人を区別しているというわけです。
 

正規雇用に比べてフリーターやアルバイトの給与水準は?


フリーターとアルバイトは、いずれも正社員に対する非正規雇用の社員という意味を持ちます。雇用形態としてはフリーターもアルバイトも変わりはなく、したがって給与水準も同等です。
 
では、正規雇用の社員と比べて、フリーターやアルバイトの給与水準はどれくらいなのでしょうか。厚生労働省が発表する「令和2年賃金構造基本統計調査 結果の概要『雇用形態別にみた賃金』」によれば、正規雇用の平均月収が32万4200円であるのに対して、非正規雇用の平均月収は21万4800円です。
 
もちろん、ここでいう非正規雇用とは、フリーターやアルバイトだけではなく、派遣社員や契約社員なども含まれます。そのため、正規雇用とフリーター・アルバイトの給与差を単純に比較することにはなりませんが、それでもやはり正規雇用に比べてフリーターやアルバイトの給与水準はかなり低いことは確かなようです。
 

フリーターとアルバイトはほぼ同じ意味!

フリーターとアルバイトは、求人情報を出す際の便宜的な違いはあるものの、基本的な意味に相違はありません。定職に就かず、主にアルバイトで生計を立てているなら、対象者の属性に関わらずフリーターともアルバイトとも呼んでも間違いではないでしょう。ただ、給与水準で見た場合、フリーターやアルバイトは正社員に比べて厳しい環境にあることは事実です。
 

出典

ハタラクティブ フリーターとアルバイト…どんな違いがあるの?
厚生労働省 令和2年賃金構造基本統計調査 結果の概要 『雇用形態別にみた賃金』
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
 

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