1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. 経済

”節約家”で知られる同僚のランチは「コンビニのサラダ」1つ。社食にした方がいいのでは?本当に「節約」になっているのでしょうか?

ファイナンシャルフィールド / 2024年5月13日 11時30分

”節約家”で知られる同僚のランチは「コンビニのサラダ」1つ。社食にした方がいいのでは?本当に「節約」になっているのでしょうか?

いろいろなものの値上がりについてニュースで取り上げられる中、多くの家庭では食費をおさえるべく努力されていることでしょう。   なかには社員食堂を使わず、比較的お手頃なコンビニサラダ一つでお昼をすませて節約しようという人もいるようです。しかしコンビニの商品はスーパーと比べて割高だと感じる人もおり、実際に節約になるか少し疑問な部分もあります。   本記事では社食とコンビニサラダ、どちらが「お得」なのか調べてみました。

コンビニサラダと社食1食の差額

コンビニで販売されているサラダの相場価格と、社員食堂との金額を比較しました。
 
コンビニサラダの相場価格は300円程度であり、社食を1食400円と仮定したとき、月間(22日出勤した場合)における差額は2200円です。
 
コンビニで販売されているサラダには、200円程度のものもあれば400円を超えるサラダもあり、場合によっては社食を食べる方が節約になることもあるでしょう。
 

コンビニサラダで食事は足りる?

コンビニサラダで数百~数千円の節約が達成できることはいいですが、栄養面が気になる人もいるでしょう。
 
サラダ一つの分量は、それほど多いとはいえません。大人一人分の昼食としては物足りなく感じる可能性があるでしょう。
 
また、摂取できるエネルギーもそれほど多くありません。
 
厚生労働省による「日本人の食事摂取基準(2020年版)」によると、18~64歳の男女に必要とされる1日あたりの推定エネルギー必要量は表1の通りです。
 
表1

 

年齢 推定エネルギー必要量(キロカロリー/日)
男性
身体活動レベル(2)
女性
身体活動レベル(2)
18~29 2650 2000
30~49 2700 2050
50~64 2600 1950

※厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年版)」を基に筆者作成
※身体活動レベルは「ふつう(2)」を使用しています。
 
人により必要なエネルギー必要量は異なるため一概にはいえませんが、会社員として働く年齢であれば、2000~2700キロカロリーほど摂取する必要があるようです。
 
サラダの種類によっては100キロカロリーにも満たないものもあるため、もしサラダしか昼食で食べないとすれば、エネルギー不足になるおそれがあるでしょう。
 

節約だけでなく体調のことも考えた食事が大事

コンビニサラダを一つだけ食べる場合、たしかに商品によっては社食で食べるより節約になる可能性があります。しかし、必要なエネルギーを摂取できないおそれもあるため注意が必要です。
 
おなかをすかせた状態では仕事に集中できない恐れがあり、場合によっては栄養不足になるでしょう。
 
また節約できるといっても、社食が安い場合、月間でそれほど大きな差額にならない可能性もでてきます。節約志向で体調を壊しては本末転倒であるため、お金の面だけでなく栄養面もしっかりと考えた上で食事をすることが大切です。
 

出典

厚生労働省 「日本人の食事摂取基準」策定検討会 日本人の食事摂取基準(2020年版)(84ページ)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください