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家計簿をつけても無駄?お金が貯まらない人の特徴

ファイナンシャルフィールド / 2019年1月17日 23時0分

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年末年始になると、書店や文具店などに家計簿が並びます。「新しい年になったらお金を貯めよう」と考え、新たに家計簿を購入する方もいらっしゃいます。   家計簿をつけるとお金が貯まっていくというイメージがあると思いますが、実際には家計簿をつけてもお金を貯められない人はいます。   では、そうした人にはどのような特徴があるのでしょうか。考えてみましょう。  

家計簿とは

書店や文具店に並ぶ家計簿の多くはノート形式であり、収入や日々の支出を手書きで記入していくタイプです。
 
ブリタニカ国際大百科事典によると、家計簿とは「家庭の経済を健全に運営するための資料として、家庭の収入と支出を記録する帳簿」のことで、記帳方法は手書きやパソコン、スマートフォンなど多様です。
 
また、1ヶ月単位、年間単位で収支を把握し、金融資産の増減を確認できるという機能を備えています。
 

家計簿をつけてもお金が貯まらない人の特徴

収支を把握し、金融資産の増減を確認できれば家計の改善が期待できるはずですが、家計簿をつけてもお金が貯まらない人は、どのような人なのでしょうか。その特徴を考えてみましょう。
 

(1)目的が会計簿をつけることになっている人

日々買い物をするとお金を支払った証拠としてレシートを受け取ります。そのレシートに記載されている品名を細かく費目を分けて家計簿に記帳し、さらに手持ちの現金と1円単位で間違いがないことが確認できると満足してしまう、いわゆる家計簿をつけることそのものが目的となってしまう人です。
 
これはお金が貯まらない人の1つの特徴です。家計簿が正確であることに喜びを感じ、支出がいくら多くなっても気にせず不必要な支出を繰り返してしまっては、家計簿をつけてもお金を貯めるのは難しいでしょう。
 

(2)家計簿で明確になった問題点を改善できない人

家計簿をつけることで1ヶ月や1年間の収支を把握し、食費がかさんでいるとか、通信費が多すぎるなど、問題点を明確にすることができたとしても、それを改善するための行動がとれなければ、お金は貯まりません。
 
通信費が多ければ通話プランを見直し、保険や住宅ローンで家計がひっ迫しているなら保険やローンを見直す。食費や日用品の多くなる理由は家族で考えて1人1つ我慢するといった改善行動が、お金が貯まる家計を可能にします。支出が多いから仕方ないと納得してしまう人は、お金を貯めるのは難しいでしょう。
 

家計簿はアプリでつけることもできる

多くの人がスマートフォンを持つ時代になり、「家計簿」と検索すると複数のアプリが検出されます。
 
家計簿アプリは、収入や支出を入力すると1ヶ月や年間の収支を計算してくれます。最近はスマートフォンのカメラでレシートを撮影するだけで、そのレシートを読み込み、家計簿に反映したり、我が家の収支を総務省統計局の家計調査のデータなどと比較し、家計の改善点を明確にしてくれたりするなど、さまざまな機能を持つアプリがあります。
 
自分に合うアプリを有効活用して家計改善を図るのもいいでしょう。
 

まとめ

すでに述べたように、家計簿をつけただけではお金は貯まりません。
 
たしかに家計簿をつけるのは大事なことです。しかしそれ以上に大切なのは、家計簿から、収入がいくらあって支出がいくらあるのかという、我が家の収支を把握することです。そして、お金を貯めるために収入を増やすのか支出を減らすのかを考え、家計改善に向けて行動を起こすことが重要です。
 
お金の「貯まらない人」から「貯まる人」になるために、定期的に家庭の収支を振り返り、貯蓄を増やすための行動を続けていきましょう。
 
執筆者:杉浦詔子(すぎうらのりこ)
ファイナンシャルプランナー/産業カウンセラー/キャリアコンサルタント
 
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