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【お小遣い】小学生までは「学年×100円」を渡していましたが、息子は来年中学生。どのくらいの金額にしたらいいのでしょうか?

ファイナンシャルフィールド / 2024年12月4日 4時50分

【お小遣い】小学生までは「学年×100円」を渡していましたが、息子は来年中学生。どのくらいの金額にしたらいいのでしょうか?

子どものお小遣いの金額について、悩む親は多いでしょう。特に、中学生になると支出の幅が広がり、適切なお小遣い額が分かりにくくなります。渡しすぎると無駄遣いを心配し、少なすぎると必要なものを買えない可能性もあります。   そこで本記事では、中学生のお小遣いの相場や使い道を解説し、金銭感覚を育てるためのアドバイスを紹介します。

中学生のお小遣いの相場はどのくらい? 年代ごとの比較

中学生のお小遣い額は家庭や地域によって差がありますが、金融広報中央委員会の「子どものくらしとお金に関する調査(第3回)2015年度」によると、小学生(高学年)の平均額は1085円で、中学生は2536 円です。
 
このように、中学生になるとお小遣いの額は月1000円程度上がることが分かります。なお、上記調査は2015年と少し古い資料で近年の物価高騰などから、もう少し値上げされていることも考えられるでしょう。
 
小学生のお小遣いは、クラブ活動や友だちとの遊びで支出が増えるため、少し高めの金額にしている家庭もあるでしょう。また中学生は、お小遣いのなかに昼食や部活動での出費を含めるかどうかで、違いが生じます。お小遣いの金額設定は、家庭の経済状況や子どもの活動範囲を考慮することが大切です。
 

中学生が使うお金の内訳と、適切な金額設定の考え方

中学生になると、小学生時代とは異なる支出が増えます。主な使い道は次のようなものです。
 
・文房具や部活動の備品
部活動に必要な道具やユニフォーム代などは、一部を自分で負担させる家庭もあります。
 
・友だちとの交際費
放課後の軽食代や休日の遊び代など、友だちと過ごすための費用が増えます。
 
・娯楽費
ゲームやマンガ、スマホアプリの課金といった、自分の楽しみのための支出です。
 
お小遣いの額を決める際には、「どの支出を親が負担し、どれを子どもに任せるか」をはっきりさせることが重要です。例えば、昼食代や部活動の費用を親が負担する場合は、2000~2500円程度のお小遣いで十分かもしれません。もし、子どもにすべてを管理させるなら、3000円以上必要になることも考えられます。
 

お小遣いを通じて金銭感覚を身につけるための工夫

中学生は、金銭感覚を育てる絶好の時期です。以下の工夫を取り入れることで、お小遣いを単なる「使うお金」以上のものにすることができます。
 
1. 定期的にお小遣いを渡すルールを作る
お小遣いは毎月一定額を渡すのが基本です。これにより、計画的に使う習慣が身につきます。
 
2. 追加の収入源を用意する
「家の手伝いをしたら100円追加」などのルールを作ると、お金を稼ぐ大変さを学べます。
 
3. 貯金の習慣を身につけさせる
お小遣いのなかから一定額を貯金させることで、将来に備える考え方を教えられます。具体的には、貯金箱を用意したり、銀行口座を作らせたりするのも効果的です。
 
4. 大きな買い物の計画を立てる
欲しいものがあれば「お小遣いを何ヶ月分ためるか」など、計画的な使い方を指導します。
 

お小遣い額を設定は子どもに合った金額にしよう

子どものお小遣い額は、家庭の事情や子どもの生活スタイルによって適切な金額は異なります。また、お小遣いを通じて金銭感覚を身につけさせることも重要です。息子さんが必要な金額を計算し、自分で管理する責任感を持たせながら金額を設定しましょう。お小遣いはただ渡すだけでなく、子どもが将来役立つお金の知識や価値観を学ぶきっかけにもなります。
 
家庭ごとの工夫を取り入れながら、お小遣いを楽しく有意義なものにしていきましょう。
 

出典

金融広報中央委員会 子どものくらしとお金に関する調査(第3回)2015年度
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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