車両価格が1000万円は超える「VOLVO」に乗る友人。どれだけ稼いだら買えるのでしょうか？

ファイナンシャルフィールド / 2024年12月5日 4時20分

スウェーデンで創業された自動車メーカー「Volvo」は、日本国内においてもしばしば見かける欧米車です。 Volvoに対して、ほかの欧米車などと同じく「高級車」というイメージを持つ人は少なくないでしょう。実際今回のケースのように、1000万円を超えるモデルも存在します。そのためVolvoを購入するにはかなりの年収が必要と考えるかもしれません。本記事ではVolvoを購入する上で必要な稼ぎがどれくらいか解説します。

Volvoの車両価格はどれくらい？

ボルボ・カー・ジャパン株式会社で販売されているモデルの中では、2024年12月現在、以下モデルのメーカー希望小売価格が1000万円を超えています。

・XC90：1264万円
・XC60：1019万円
・V90 Recharge：1109万円
・S90 Recharge：1089万円

最も安い価格帯のモデルでも500万円台です。

・EX30：559万円

年収いくらでVolvoに乗れる？

年収がいくらあればVolvoに乗れるか一概には判断できません。購入に必要な資金は、どの車両を購入するかによって変わるからです。

前述の車両価格は最新モデルの新車価格であり、型落ちモデルや中古モデルを購入する場合は購入費用が安く済みます。また仮に貯蓄が潤沢にある場合はそれを資金源とできるため、現在の年収は大きく影響しないでしょう。

さらに購入方法によっても状況は異なります。もし貯蓄がなく、現在の年収のみで購入するとしましょう。この場合、現金一括払いをするのであれば、月収が購入モデルと同等以上でないと購入できません。

一方ローンを組む場合、月々の負担を十分支払っていける年収を確保できればよい話です。

500万円台と1000万円台の車種を買う場合に必要な年収目安

一般的に、車の購入額は「年収の半分以下」がよいといわれます。これもケース・バイ・ケースですが、便宜上、年収の半分までのモデルを購入可能とすると、500万円台と1000万円台の車種購入に必要な年収目安は以下の通りです。

・500万円台の車種：年収1000万円
・1000万円台の車種：年収2000万円

いずれの場合も年収1000万円以上が必要です。しかし前述のようにローンの組み方によっては、もっと年収が低くても購入可能かもしれません。

ボルボ・カー・ジャパン株式会社のローンシミュレーションを使用して、以下の条件でおおまかなシミュレーションをしてみましょう。

・購入モデル：XC60（Recharge Ultimate T6 AWD plug-in hybrid 24MY）
・購入方法：オートローン（84回払い）
・オプション・アクセサリー：なし
・実質年率：1.9％
・頭金・ボーナス加算：なし

この場合、車両代金1019万円に分割払手数料70万1072円を加えた「1089万1072円」が合計支払金額です（税金・保険料は別途）。また2回目以降の支払い負担は「月々12万9600円」です。毎月この額を払えるだけの手取りがあれば、少なくとも購入費用は支払えるでしょう。

ちなみに総務省統計局の「家計調査報告［家計収支編］2023年（令和5年）平均結果の概要」によると、2023年における単身世帯の平均消費支出は月16万7620円でした。この額に月々12万9600円を合算すると、合計29万7220円の支出です。仮に維持費が月3万円かかる場合、手取りが毎月33万円ほどあれば、やりくりできる可能性があります。

手取りが33万円ほどの場合、年収はおおよそ500万円でしょう。このように購入方法やライフスタイルによっては年収1000万円までいかなくてもVolvoに乗れる可能性があります。

Volvo購入に必要な年収は購入方法や支出などによって変わる

1000万円超のVolvoを購入する場合、「年収の半分以下」という通説を基にすると年収2000万円が必要かもしれません。しかしローンでの購入であれば、もっと少ない年収でも購入できるでしょう。

ただしローンは利息の支払いがついて総合計額が高くなるほか、維持費もシミュレーションより高くつくおそれがあります。自分のライフスタイルと照らし合わせた上で、毎月の負担額を事前にしっかり計算するようおすすめします。