1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. 経済

祖母の家を整理していたら「穴なし」の50円玉を発見…!大事に取っておいたらどのくらいの価値になるでしょうか?

ファイナンシャルフィールド / 2024年12月10日 11時10分

祖母の家を整理していたら「穴なし」の50円玉を発見…!大事に取っておいたらどのくらいの価値になるでしょうか?

穴なしの50円玉は初代50円玉とエラーコインのみのため、見たことがある方が少ない硬貨です。そのため、大切に保管して、タイミングのいいときに売れば高値で買い取られると考える方もいるでしょう。   しかし、穴なし50円玉は必ずしも高値で取引されるとは限りません。   今回は、穴なし50円玉の種類と買取価格、硬貨を高値で売る際のコツを解説します。

穴なしの50円玉はレアなのか

2024年現在、穴なしの50円玉は2種類あります。
 

・昭和30年~33年:初代50円玉(設計段階から穴なし)
・昭和50年~51年:現行50円玉(エラーコイン)

 
初代50円玉は、もとからデザインとして決まっていたため、発行枚数も十分にあります。そのため、プレミア価値が高い50円玉ではありません。一方で、エラーコインである昭和50年~51年の50円玉は、少ない発行枚数で非常に珍しい状態のため、希少価値の高い穴なし50円玉です。
 
昭和50年~51年の50円玉は、現在使用されている50円玉の空洞がふさがれているタイプになるため、すぐに見分けがつきます。タイプによって希少価値が異なるため、いつ発行された貨幣か、まずは確認することが重要です。
 

穴なし50円玉と通常の50円玉の買取価格はどれくらい

穴なし50円玉と通常の50円玉の買取価格は店舗によっても若干異なります。また、通常の50円玉でも、年号によっては高値で売れる場合があります。
 
今回は、初代50円玉と平成元年の通常の50円玉、さらに希少価値が高いといわれる昭和62年の通常の50円玉、穴なし50円玉(エラーコイン)の買取価格を比較します。いくつかの買取専門店を参考にした、それぞれの買取価格は表1の通りです。
 
表1

50円玉の種類 買取価格
エラーコイン(昭和50~51年 約5万~60万円
初代50円玉(昭和30~33年) 未使用:600~2000円
美品・並品:50円
通常(平成元年) 未使用:50円
美品・並品:50円
通常(昭和62年) 未使用:1000~1500円
美品・並品:600~800円

※筆者作成
 
美品は、見た目がきれいではあるものの、傷などがついて未使用品ではない貨幣を指します。また、並品は汚れが目立ち、変色などもある貨幣です。並品は一般的に使用されているような状態を指します。
 
表1の中で、最も高値で売れる50円玉はやはり希少価値の高いエラーコインです。業者によっても買取価格が異なりますが、安くても5万円程度で売れる可能性が高いようです。状態のいいものであれば数十万で売れるため、エラーコインが見つかればラッキーです。
 
また、昭和62年の50円玉も未使用・美品・並品ともに比較的高値で取引されています。昭和62年の50円玉は流通不発行で、市場に出回る数が少ない状況だったため、きれいな状態であれば初代50円玉に劣らない価格で売れます。
 
初代50円玉は未使用でない限り、額面通りの価格で買い取りされるため、ほとんど価値はないでしょう。
 

硬貨を高値で売るコツは

硬貨を高値で売るコツは複数あります。
 

・劣化を防ぐ
・劣化前に売る
・素手で触らない
・自力できれいにしようとしない
・オークションやフリマサイトを活用する

 
硬貨を高値で売りたい方は、大事に取っておくより早めに業者に買い取りを依頼することがおすすめです。硬貨は放置しておくと劣化が進み、さびや変色の原因になります。劣化した硬貨は価値が低下し、高値の取引が困難になるため、早めの取引がいいでしょう。
 
また、自力できれいにしようとすると傷がついて価値を落とすリスクがあります。そのため、汚れなどがあってもそのまま査定に出した方が高値で売れる可能性があります。
 
業者に依頼せずに高値で売りたい方や希望の金額がある場合は、オークションやフリマサイトからご自身で販売する方法もあるため、検討してみてください。
 
日本貨幣商協同組合の出品目録によると、過去にはエラーコインが88万円で出品されていたことがあるようです。こちらは業者の目録価格になるため、個人の取引で88万円になるとは限りませんが、タイミングや運次第では、先述の業者買取価格よりも高い額で売れることもあるかもしれません。
 

昭和50年のエラーコインであれば穴なし50円玉の価値は非常に高い

穴なし50円玉は必ずしもレアな硬貨とは限りません。初代50円玉も穴なしですが、未使用でない限り希少価値は一般的な50円玉と変わりないため、穴なしの50円玉を発見した際はいつのものか確認するといいでしょう。
 
昭和50年~51年の穴なし50円玉であれば希少価値が非常に高い硬貨であるため、場合によっては数十万で売買可能です。もし価値の高い状態で売りたいのであれば、大切にとっておくよりも劣化が進行する前に売ってしまう方がおすすめです。
 
売る場合は素手で触ったり無理にきれいにしたりせず、ナチュラルな状態で持っていく方が傷などを防げます。穴なし50円玉にも通常50円玉にもレアな硬貨があるため、ぜひ探してみてください。
 

出典

日本貨幣商協同組合 出品目録 1ページ
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください