社会人3年目で「年収400万円」だけど、憧れの「レクサス」を買いたい！貯金は100万円ほどしかないけれど、家計的に厳しい？“価格と維持費”をシミュレーション

ファイナンシャルフィールド / 2024年12月11日 2時30分

高級感があり、スタイリッシュなデザイン性が人気のレクサス。年収400万円・貯蓄100万円でどうしても憧れのレクサスが欲しいけれど、維持費などが家計を圧迫しないか不安だという人もいるかもれません。本記事では、レクサスの価格相場と維持費について詳しく解説していきます。レクサスの購入を検討している人はぜひご覧ください。

レクサスが人気の理由とは？

レクサスは、トヨタのプレミアムブランドです。レクサスの主な人気ポイントとしては以下のものが挙げられます。

・定期点検や洗車などのサービスが充実
・内外装が高品質
・故障しにくく、信頼性が高い
・乗り心地が良く、長距離でも快適なドライブができる

デザインや乗り心地、性能はもちろん、充実したサービスも人気を後押ししていると考えられます。

レクサスの購入にかかる費用とは？

では実際にレクサスを購入する場合、どのくらいの費用がかかるのでしょうか。

レクサスにはさまざまな種類がありますが、今回はレクサスの中でも人気の車種であるNXを購入すると仮定します。レクサスの公式サイトによると、 NX250の新車の本体購入価格は485万円（税込）からとなっており、カスタマイズする場合はさらに費用がかかります。

中古車の場合は、年式や走行距離などにより価格は変動しますが、レクサス認定中古車を2024年12月9日時点で検索したところ、約260万円から購入が可能となっています。

今回の「年収が400万円・貯蓄額が100万円である」場合、貯蓄が100万円なのでローンを組む必要があります。年収以上のローンを組むことは難しいことがあるため、レクサスを購入する場合は中古で購入することを選択肢の1つにするとよいでしょう。

レクサスを維持するのにかかる費用とは？

次に年収400万円でも、車を維持することは可能なのかを確認していきます。総務省の2023年の家計調査によると、勤労者世帯の自動車等維持費車の年間支出額維持費の平均は単身世帯で14万1466円となっています。主な項目の平均支出額は図表1のとおりです。

図表1

総務省統計局家計調査報告［家計収支編］単身世帯詳細結果表年次 2023年（令和5年）詳細結果表を基に筆者作成

勤労している単身世帯で約15万円の支出があると捉えておくとよいでしょう。ただし、レクサスなどの高級車を購入した場合、定期的なメンテナンスや修理費用などがかさむ場合が大いに考えられます。あくまで上記の金額は参考程度にとどめ、維持費を多めに見積もっておくとよいでしょう。

年収400万円で車を維持するのはきつい？

それでは、年収400万円の人が車を維持するのは可能かどうかを計算してみましょう。一般的に額面給与から約75～85％が手取りとされ、400万円×0.75～0.85＝300万～340万円が手取りとなり、ここでは毎年約320万円の収入があると仮定します。

車の維持費を含め、食費や水道光熱費などのほかの支出項目についても、総務省の同家計調査のデータの勤労者世帯を参考に見ていきましょう。それによると、単身世帯の平均支出額は約220万円となっています。

このうちの住居費は持ち家を含むため、賃貸ならさらに増える可能性があります。今回は練馬区のワンルームマンションに住んでいるとし、年間支出が280万円必要だと仮定して計算していきます。

先ほど算出した年間支出が約280万円だとすると、単身世帯の場合は約40万円の資金の余裕があるため、車の維持費を確保できる可能性があるといえるでしょう。固定費を確認し、資金に余裕があるようなら購入を検討してみるといいかもしれません。

支出状況を確認してレクサスの購入を検討しよう

今回はレクサスの購入価格および車の維持費について解説しました。レクサスの購入価格は、新車で約485万円から、中古車の場合2024年12月9日時点で約260万円から購入可能となっています。貯金が100万円の場合、最低でも160万円のローンを組むことになるため、返済期間にもよりますが月3万円前後の支払いが発生します。

さらに車の平均的一般的な年間維持費は、単身世帯で約15万円となっていますが、高級車のレクサスの場合は、メンテナンスや故障した場合の修理費用でさらに維持費がかかることが想定されます。

年間にかかる費用の固定費を計算したうえで、自分の年収で購入・維持費を捻出できるのかを十分確認しましょう。