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年末に始めたiDeCo 年末調整に間に合わなかったらどうすればいい?

ファイナンシャルフィールド / 2019年2月27日 22時30分

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iDeCoをしているサラリーマンの方は、会社に年末調整の書類を提出すればそれで済みます。ただ年末にiDeCoの最初の口座引き落としが始まった方は、会社の年末調整に間に合わなかったのではないでしょうか。   その場合、税金の還付を受けるためには確定申告をする必要があります。  

控除証明書はいつ届く?

iDeCoで掛金を払い込むと「小規模企業共済等掛金控除(払込)証明書」が届きます。
 
発送のタイミングを各社サイト(2019年2月現在)で確認してみると、
 
SBI証券 初回掛金の納付が10月の場合11月21日予定、11月の場合12月21日予定、12月の場合翌年の1月25日予定
 
楽天証券 初回掛金の納付が10月の場合11月末頃、11月の場合12月末頃、12月の場合翌年の1月末頃
 
野村証券 初回掛金の納付が10月以降の場合翌年の1月下旬頃、
 
10月の引き落としの場合は間に合う金融機関もありますが、いずれも11月からの引き落とされる分に関しては、年末調整には間に合いそうもありません。
 

実際に確定申告をやってみる

全く初めてでわからない方は、税務署の確定申告相談を受けるといいでしょう。
 
国税庁「申告相談」
 
そこで相談と書類作成までできます。各地で開催されていいますが、混雑することが多いので時間に余裕のある時がいいでしょう。
 
準備するものとして
・源泉徴収票
・小規模企業共済等掛金控除(払込)証明書
・マイナンバーカード(ない場合は通知カードや個人番号入りの住民票と本人確認書類)

 
また、自分で申告書をパソコン作成することもできますので実際の画面で見てみます。
 
国税庁「確定申告書等作成コーナー」
 
質問に沿って進みます(部分的に抜粋して画面の説明をしていきます)。全く初めてでわからない方は、税務署の確定申告相談を受けるといいでしょう。
 

 
初めての方は作成開始から作成。
 

 
e-Taxを利用するには電子証明書など事前に準備が必要なので、ここでは印刷して書面提出するを選択します。
 

 
サラリーマンの方は給与・年金の方より進みます。
 

 
年末調整済みのサラリーマンは年末調整済みであるにチェック。
 

 
iDeCoの控除はここにチェック。
 

 
源泉徴収票に記載の通りに該当する項目を4ページまで入力します。
 

 
小規模企業共済等掛金控除(払込)証明書の金額を記入します。
 

 
所得税の還付金額が表示されます。あとは住民税に関する質問、還付金の受取方法、住所氏名を入力し、最後にマイナンバー(扶養者も含む)を記入します。
 
帳票表示・印刷より印刷して源泉徴収票やマイナンバーに関する書類を添付して提出すれば完了です。不明な点や詳細に関しては税務署に確認して下さい。
 

まとめ

iDeCoは、払った掛金が全額所得から引かれる(控除される)というとても大きなメリットがあります。
 
スタートのタイミングが年末になり、年末調整に間に合わないだけでこのメリットを生かせないのはもったいないですよね。面倒な部分もあるかもしれませんが、税金が戻るチャンスです。また翌年度の住民税も安くなります。
 
それと、実際にいくらの掛金で所得税の還付がいくらあるというのもストレートに分かります。これから60歳へ向けて払い続けるiDeCoのメリットを確認するいい機会にもなりそうです。確定申告は3月15日までです。該当する方は急ぎましょう。
 
※画像の出典:国税庁ホームページ「確定申告作成コーナー」より抜粋
 
※赤の○印の画像は筆者が国税庁ホームページ「確定申告作成コーナー」より抜粋し追記して作成したもの
 
執筆者:田中栄二(たなか えいじ)
AFP認定者 
 
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