都営バス定期券を記名人以外の人が使用しても罰則ないって本当?嘘?

ファイナンシャルフィールド / 2019年7月12日 3時0分

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みなさんは通勤で都営バスを利用されていますか? 実は23区内で運賃210円区間を利用している方には、お得な定期券があるのです。定期の種類と合わせて、それぞれのメリット・デメリットをみてみましょう。  

都営バスの定期の種類は?

23区内の都営バス定期は大きく分けて3種類あります。
 
(1)フリーカード(都バス定期券・定額定期券)
いわゆる普通の定期券(通勤および通学)です。なぜフリーカードという名前がついているかというと23区内は均一料金の設定になっているため、どの路線にも乗ることができるからです。
 
また、通勤用の場合ですが、「記名式」PASMO等の定期券にした場合は、当然記名された人しか使用することができません。
 
ただ購入時に「持参人式」という磁気カードタイプを選ぶと、本人以外の家族も使うことができます(通学用定期の場合は当然、その学生の名前指定となるため本人しか使用できません)。
 
通勤用の期間および値段は1ヶ月9230円、3ヶ月2万6310円となっています。1回あたりIC料金206円で割ると、1月あたり1ヶ月券は45回、3ヶ月券は43回乗ると元が取れる計算になります。
 
また通勤用のみですが「定額定期券」というものも販売されています。この定期は都営バス車内でも販売されており、ちょうど1万円なのでおつりが出ないというメリットがあります。有効期間は1ヶ月4日間とちょっと特殊です。
 
(2)学バス系統定期券
23区内均一区間の中で、一部の高校・大学行きのバス(学01~07系統)は運賃が180円の設定になっています。そのため学バスと呼ばれており、この系統のみを使用する通勤通学においては、上記のフリーカードだと高くついてしまうため、専用の定期が用意されています。
 
こちらは使用する系統が指定される形で発行されます。通勤用の期間および値段は1ヶ月7850円、3ヶ月2万2370円となっています。注意点としては学バス系統定期券については記名タイプとなり、本人しか使えないこと、また、PASMO、SuicaなどのIC定期券にはできないことが挙げられます。
 
(3)豊洲01系統指定定期券
豊洲駅を中心に南北を循環する路線のみの定期券です。通常の運賃は210円と他路線と変わりませんが、通勤定期のみ1ヶ月と4日有効で4000円という定期が独立して設定されています。
 
これは豊洲01系統が設定された前身が「アクセスライン系統」というもので、運賃が100円の設定だったため、その運賃設定を定期券のみ残したためだといえます。
 
この定期券についても無記名の持参人式なので、本人以外の家族も使うことができます。ただIC定期にはできないことに注意しましょう。
 

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都営バス定期券のメリットとデメリット

(1)メリット
通勤定期の場合「持参人式」という誰でも利用可能な定期券の設定がされている点がメリットといえます。通常定期券は記名人のみ利用可能で、それ以外の人が利用した場合は規約違反となり、割増運賃の徴収、定期券の没収などの罰則が科せられます。
 
しかし、持参人式ではそのようなことがないので、土日は家族がどこかに行くために利用するといったお得な使用法ができます。
 
(2)デメリット
まずは値段と回数です、1ヶ月通勤定期ですと45回利用しない場合は、ICカード運賃を支払った方が安くなります。多くの方の勤務日数は1ヶ月当たり20日というのが標準的かと思いますので、土日のお出かけにバスを利用するかどうかを基準に検討するとよいでしょう。
 
また無記名という点にも注意が必要です。交通系ICカードの記名式であれば氏名、生年月日、電話番号等を登録するので、紛失などをしても利用停止、再発行などができますが、持参人式定期の場合はそのようなことが一切できません。
 
誰かが拾った場合はその人が有効期限まで使用することができてしまうため、きちんと管理をしておく必要があるといえます。
 
都営バスの定期券は実は「持参人式」というお得な券種があるというのをご理解いただけたでしょうか? 通勤定期は誰でも購入できますので、普段からバスを利用している方は検討してみるとよいかもしれません。
 
執筆者:金澤佳也
トラスト 代表取締役
2級ファイナンシャル・プランニング技能士、AFP、2級DCプランナー
宅地建物取引士、証券外務員1種、2種メンタルヘルスマネジメント検定
 

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