20代と40代だと全然違う?人生1回の住宅取得時期はいつが一番いいのだろう

ファイナンシャルフィールド / 2019年7月31日 11時0分

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人生100年と言われながら、住宅を取得するのはせいぜい1回、という方も多いのではないでしょうか。人生で1回しかない住宅取得をどのように行うのが良いのでしょうか。  

住宅取得は早いほうが良い?

実際に、住宅取得は早いほうが良いと考えている方は多いでしょう。子どもが大きくなってから毎月多額の住宅ローンを返済することは、子どもの多額の教育費と重なり、家計が苦しくなりやすいためです。他にもさまざまな理由があげられます。
 
兄弟の性別が違う場合、いつまでも同じ部屋というわけにはいかないので、個室を与えるために住宅を取得するということもあります。また、子どもが机に向かって勉強する時間が増えてきたので、テレビを見たい子と勉強する子とを分けるために、個室が必要というケースもあるでしょう。
 
金銭面からいえば、現在の住宅ローン金利は最低に近いので、長期間借りても金利負担はさして大きくありません。取得時期を後に送れば、その時は金利が高くなっているかもしれません。今のうちに取得するのが賢明ともいえます。
 
さらに、家族にとって住宅が欲しいのは、今です。子どもが学校に行くようになれば、子ども同士の往来も増えるでしょう。住宅取得によって地域に根ざし、しっかりした家庭を築くことができます。
 
このようにはじめは何気ない思いつきだった住宅取得も、必要な理由を思いつけば住宅取得そのものが目的になってしまいます。友人知人が徐々に取得し出せばなおさら、そろそろわが家でもと考え始めます。
 

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住宅取得は慎重に

住宅は3回建てると満足がいくと言われますが、これができる人は少ないでしょう。住宅取得は居住地域、間取り、構造、設備、材料そして資金計画が重要な検討項目になります。
 
欲求が先行すれば、部屋数は多くなります。構造は安全性に関連し、設備は日常の利便性に影響しますので、余裕を持った仕様になりがちです。それらは最終的にコストに反映されます。
 
住宅メーカーは施主の味方を装いながら、少しでも高い住宅を勧めることもあります。それが施主の夢の実現にかなうなら、互いの求めるところは一致します。どんなに高額になっても、分割返済に換算すれば、グレードアップ仕様は月々わずかな金額となります。
 
住宅取得時はどこか舞い上がった気分になりがちです。家族の夢がかなえられるならば、わずかな増額くらい何とかなるだろうと自分を過信しがちです。
 
しかし大切なのは、いくら借りられるかではなく、いくら返せるかを基準に検討することです。住宅ローン返済の35年間に、どのような支出があるかを考えましょう。火災保険、固定資産税等の住宅関連費だけでなく、子どもの教育費、塾費用なども考慮しなければなりません。
 
気持ちが舞い上がっているときは、どうしても視野が狭くなりがちです。冷静に落ち着いて検討するには、相当の時間がかかります。住宅取得を思いついたら、少なくとも3年間を検討期間として設けたいものです。
 
全館空調はヒートショックもなく、快適かもしれません。しかし、やがて子どもが独立し、人がいなくなった場合、空調費が余計にかかることは誰でも分かるはずです。また、家族が最も多い時期に合わせて部屋を設ければ、やがて空室だらけになるでしょう。
 
そして、いつかは家じまいの時が来ます。住宅は人が住めば資産ですが、人がいなくなれば負債ともいえます。そんな先のことは考えられないと言わず、今後のことを考えて、できる範囲で思いを巡らせてみましょう。
 
執筆者:手塚英雄
有限会社テヅカプラニング 代表
CFP(R)認定者 1級ファイナンシャルプランニング技能士 証券外務員
 

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