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クレジットカード自動付帯の海外旅行保険。いざというときに役立つ補償内容とは?

ファイナンシャルフィールド / 2019年8月21日 3時0分

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海外旅行に出掛ける際、もしもの場合の備えとして気になる海外旅行保険。現地での支払いにも使えるクレジットカードには、旅行保険が付帯されていることがほとんどです。   実は、このクレジットカードに付帯の海外旅行保険には2種類があります。1つは自動付帯で、もう1つは利用付帯です。   クレジットカードを条件どおりの支払いに使うことで適用される利用付帯に対して、自動付帯はカード会員になるだけで保険が適用されるという便利なものです。もちろん、旅行前に新たな手続きなどをする必要もありません。   この自動付帯について、どのような補償内容となっているのか、カバーできることとできないこと、またカバーできない部分はどうしたらいいのか、早速見てみましょう。  

自動付帯の補償内容には、何がある?

まず、クレジットカードの自動付帯で、海外旅行での何が補償されるのでしょうか?一般的には、大きく分けると5種類ほどになります。
 
1つ目は事故によるケガや病気に関わることで、傷害治療費用や疾病治療費用についてです。
2つ目は死亡した場合や事故による後遺障害に関することで、これは障害死亡・後遺障害を指します。
3つ目は賠償責任で、偶然の事故で他人にケガをさせた場合が対象です。
4つ目は携行品損害です。現金、クレジットカードといった持ち物が偶然の事故で損害を被った際に適用となります。
5つ目は救援者費用です。遭難事故などによる捜索救助費用、現地からの移送費用などが含まれます。
 
ちなみに、もしもクレジットカード自体が海外旅行先で盗難に遭ったら、こうした補償も消えてなくなるのでしょうか? ご心配なく。たとえクレジットカードを持参していなくても、入会さえしていれば補償されるのが自動付帯の良い面なのです。
 
あらかじめカード番号のメモを用意しておくと、いざというときに便利に働きます。
 

自動付帯の保障でカバーしきれない場合もある?

手軽でお得な自動付帯の海外旅行保険ですが、補償内容によってカバーしきれない部分があるのは気になるところです。
 
例えば自動付帯の期間は最長3ヶ月までが対象となっているので、それ以上の長期海外旅行には向いていません。補償限度額についても、クレジットカードによって自動付帯分は300万円までと限定されている場合があります。
 
こうした限定的な補償をもう少々広げることはできないものでしょうか? 実はそれも可能なのです。クレジットカードによっては、自動付帯に加えて利用付帯の機能が用意されています。
 
こうした自動付帯のクレジットカードで海外旅行代金の支払いといった利用付帯の対象となる条件を満たせば、補償限度額がアップすることになります。
 
また、海外旅行中に利用付帯のクレジットカード払いをすれば、保険の適用期間の開始が遅くなるため、その分、補償される3ヶ月間が先へ延ばせることになります。
 

改めて、海外旅行保険に加入した方がいい場合とは?

それでもやはりカード付帯の海外旅行保険だけでは不安があるなら、別途、海外旅行保険への加入を検討してみましょう。
 
例えば、医療費が高い海外地域へ旅行する場合です。補償されている限度額を超えるほどの事態であれば、当然、残りを自己負担することになります。疾病や傷害の治療費の限度額を確認し、納得できないのであれば手を打たなければなりません。
 
もし持病や既往症がある場合も、悪化した際の治療費が対象外となっていることがあるので確認が必要です。さらに長期の海外旅行であれば、先述のようなカード付帯の期間から外れる可能性もあります。
 
海外への出発前にもう一度保険のチェックをし、不安をしっかりと取り除いて存分に旅行を楽しみたいものです。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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