【実録】シニア世代が「おサイフケータイ」でキャッシュレスキャンペーンに参加してみた
ファイナンシャルフィールド / 2019年9月28日 3時0分
官民挙げて「キャッシュレス」が合言葉みたいになり、「何とかペイ」のキャンペーン合戦が白熱しています。 筆者が今まで「何とかペイ」のキャンペーンをスルーしてきたのは、「いちいち会計の度にスマホでQRコードを読み取るコード決済は何だかめんどくさくない?」「本当にセキュリティ大丈夫なの?」という思いからでした。 ところで、「何とかペイ」だけではなく、主なキャッシュレス決済方法として次のようなものがあるわけです。 ・クレジットカード ・デビットカード(銀行口座から即引き落とし) ・ICカード(SuicaやPASMOなど) ・スマホ決済(おサイフケータイ) ・ギフト券、商品券 ・コード決済(QRコードで読み取る何とかペイの代表) このうち、筆者のようなシニア世代は、金額に応じてクレジットカードとICカードを使い分けてきました。クレジットカードはちょっと決済に面倒なときもあるので少し大きな金額、小銭はICカードという具合ですね。 ところがいつも使うJCBカードが20%キャッシュバックキャンペーンを始めたと聞き、しかもコード決済ではなく、スマホ決済だというのです。つまり「おサイフケータイ」です。さっそくチャレンジしてみました。その実録版です。
スマホ決済の合計20%最高1万円がキャッシュバック
まず今回のJCBカードのキャンペーンはJCBカードを持っていることが前提で、インターネットか電話でキャンペーンに申し込むこと。
そうすると2019年 8月 16 日(金)から2019年 12月 15 日(日)のあいだにスマホ決済した合計金額の20%を1万円までキャッシュバックしてくれるというものです。つまり12月15日までスマホ決済で5万円使えばキャッシュバック上限になりますね。
そのためにはApple Pay(iPhone)またはGoogle Pay(Android)どちらかのスマホ決済を利用することが前提だとのことです。
そのためにはスマホにおサイフケータイ機能が搭載されていることが必要。本音を話すと、「うわーもう面倒くさいかな……」と感じましたが、やはり20%キャッシュバックの魅力にはあらがえません。
インターネットで申し込むことにします。まずJCBカード番号の入力が必要です。その後自分はAndroidなので、Google Payのアプリをダウンロードし、言われるままにおサイフケータイ機能をセットします。この辺の詳細は省きますが、ほとんど言われるままにしていけばセッティングできました。
いよいよはじめてのお買い物です。買い物をするときは「QUICPayで払います」と伝えて、お店の人が指定した端末の上にケータイを置きます。
ケータイの電源を入れるのかと思ったらそんな必要はなく、「ただ置くだけ」でいいようです。すると『クイックペイ』というロボットくんのような声が聞こえます。それが決済完了の知らせです。
いくつかのコンビニで試しましたが、現金を出してお釣りをもらうよりはるかにすばやい感じです。クレジットカードを出して読み取ってもらうよりも体感的には早いです。
まあ、こんなことなどとっくにやってらっしゃる方は多いと思いますが、とにかく12月15日までQUICPayで5万円使おうと決めました。
「ウェル活」を組み合わせてさらにお得に
そうすると欲が出てきて「もっとお得な使い方はないか?」と考えるわけです。
同じQUICPayを使うなら、さらにポイントなどが使えたらと思い、とあるショッピングモールに入居する「ウエルシア」に行き、買い物をしました。こちらのウエルシアは買い物金額に応じてTポイントを付けてくれますが、さらにショッピングモールのポイントもダブルで付けてくれるところです。
ということは、同じQUICPayで支払うなら、ここで支払うとポイントがダブルになり、JCBキャンペーンのキャッシュバック分は3つ目のお得になります。
さらに、ウエルシアは毎月20日にお客様感謝デーを開催しており、その日はTポイントが1.5倍(200ポイント以上利用の場合)の価値として使えるのです。つまり、1000円分Tポイントがたまっていたら、1500円分として買い物ができるのです。
ポイント利用に詳しい人たちはウエルシアに注目していて、これらのお得な買い物術を「ウエル活」と呼んでいるそうです。これで4つ目のお得ですね。
今回は、まずJCBキャンペーンで20%キャッシュバックしてもらおうと始めたスマホ決済でしたが、QUICPayが使えるウエルシアなどをうまく組み合わせればさらにお得になることがわかりました。
さらに10月からは、消費税増税に合わせてポイント還元が始まります。これは5つ目のお得になるのですよね。
ただし、どんどんレシート類が増えてきて、お店の人は面倒くさくないかなと心配になります。せっかくキャッシュレスなんだからペーパーレスにしたいものですよね。ちゃんとGoogle Payに支払い明細が残るのに。
執筆者:藤木俊明
副業評論家
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