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学生ローンを借りるなら、せめて知っておきたい! 安全な利用法とは?

ファイナンシャルフィールド / 2019年12月3日 9時50分

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学生は収入がありません。あったとしてもバイトなど少額で、収入は安定しません。そういった方は、原則ローンが組めないのが一般的です。なぜなら、お金を貸す側からすると、返す能力がない人にはお金を貸せないからです。   また、「年収の3分の1を超えた貸付はしてはいけない」という貸金業法上の総量規制があります。したがって、学生がお金を借りることができても通常は少額になります。  

学生ローンが借りられる条件とは?

学生ローンを借りるには、まず、大学生や大学院生、専門学校生などの学生であること、18歳以上であることが条件です。学生証等の証明があれば借りられるケースもあります。
 
学生は基本的に無収入もしくは定期的な収入がなく、原則ローンを借りることはできませんが、学生の生活費や授業料を親が用意できないような場合は、バイト代だけでは賄えず、お金を借りる必要に迫られる場合があります。
 
授業料を滞納している学生には単位が出せない、進級ができない、卒業ができない、となると内定をもらっていても就職ができません。卒業ができないからといって入社を待ってくれる企業は、そう多くはないでしょう。
 

学生ローンの安全な利用方法とは?!

学生ローンも、一般のローンと考え方は同じです。まず、自分がいくらなら返せるか、きちんと計算することが大事です。「貸してくれるから」と、必要以上に借りてはいけません。「返せる額を借りる」ことが基本中の基本なのです。では、返済例を算出してみましょう。
 

 

「利息制限法」は知っていますか?

利息制限法は、消費貸借上の利息の上限を定める法律です。元本が10万円未満の場合は20%、元本が10万円以上100万円の場合は18%、元本が100万円以上の場合は15%が上限であり、これを超える分は無効となります。
 
学生ローンは、原則借りられない人に対してお金を貸すため、貸す側は金利を高く設定します。中には利息制限法を超えた金利を要求する業者もありますが、これは違法ですので注意してください。
 
また、「貸金業法」により、取り立て方法にも厳しい制限がかけられています。もし何らかの理由で延滞してしまったとき、すぐに怖い取り立てに合うわけではありません。だからといって、延滞して良いというわけではありませんので、遅滞せずきちんと返しましょう。また、延滞すると遅延金がかかりますのでご注意を。
 

こんなときに学生ローン!? マルチ商法に気を付けて!

友だちに誘われて、学生がマルチ商法に手を出す事案は少なくありません。学生の場合、友だちに誘われるので断りにくい、友だちに協力してあげようと思ってしまう、友だちが「儲かる」というので信じやすい、借りられないと思っていたローンが組める、など要素はたくさんあります。
 
しかし、マルチ商法の業者もローン業者も実はグルだったりするのです。はじめに商品を大量に仕入れ、売りさばけなくても返品することができない、というような一方的な話が多いのです。十分気を付けましょう。
 
執筆者:黒澤佳子
CFP(R)認定者、中小企業診断士

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