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子どもの習い事に関する疑問。他の家庭はどれくらいお金をかけているの?

ファイナンシャルフィールド / 2019年12月5日 2時50分

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子どもの習い事に、みなさんどれぐらいお金をかけているのでしょうか?習い事は大きく分けて、家庭教師や塾等の「学校外の補助学習」と、その他のスポーツ、教養、芸術文化活動の「その他の学校外活動」に分けられます。   今回は「その他の学校外活動」を「習い事」として見ていきましょう。  

子どもの習い事にみんなどれぐらいかけているの?

文部化科学省の平成28年度子供の学習費調査によりますと、「補助学習費」と「その他の学校外活動費」は下記のようになっています(※)。
 

 
これを見て、「多いなあ」と思われたり、「それほどではないな」と感じたり、人それぞれでしょう。ただ、親として、まだ小さいうちからいろいろなことをやらせたいと考える方は多いと思います。
 
習い事の費用は、習い始めの初心者、または初級者のうちは、それほどかかりませんが、中級者、さらに上級に進むほどかさんできます。
 
また、習い事の中には、直接かかる費用である月謝や図書費等のほか、間接的にユニフォーム・コスチュームや、遠征費等の費用も考えなければなりません。最も費用がかかる習い事のひとつに、フィギュアスケートがあります。上級者になると年間100万円以上必要と言われています。
 
とても成績が良くなっても、お金が回せなくなりやめざるを得なくなると、お子さんに挫折感が残ってしまします。そこで、将来も考慮した費用の総額によっても習い事を決める必要があります。
 

多くが受験にとって代わられる?

もう一度、上記の学習費調査を見てみると、習い事の費用が中学生、高校性にかけて減ってきているのが分かります。それは、「学校外補助学習費」、いわゆる塾や予備校、または家庭教師等にかかる費用が増えてくることによります。
 
これは、受験を意識してくる時点から増えてきます。中には、中学受験時から増えてくる家庭もあるでしょう。そのことにより、習い事へ影響がおよび、費用は習い事から受験へシフトしていることが分かります。
 
今までやっていた習い事は、中学校や高校の部活動へと変わり、この時期に終了することが多いようです。
 

習い事の費用の考え方

習い事の費用は、当然、家計費を圧迫してはなりません。習い事にかけられる費用は収入の5%程度が目安と考えておきましょう。
 
習い事を始める前には、今後上達していくうちにどれぐらいまで費用が増えていくのかを考えましょう。複数の習い事の将来予想費用を計算し、家族の予想収入と見比べておきます。そして、予算の範囲内で収まるように、どの習い事にするか決めましょう。
 
できるだけ多くのことにチャレンジさせたい場合は、早めの見切りも必要です。お子さんの好きなことや没頭することを早めに見つけ、それ以外はやめる決断も必要です。または、これぐらいのレベルになるまでやる、という具体的な目標を持つこともいいのではないでしょうか?
 
親としては、お子さん自身に、「やっていきたい」というものが見つかることを期待し、上級者を目指し費用が相当必要になることを想定し、お子さんの夢を育てる貯蓄を、習い事を始めると同時に開始しましょう。
 
お子さんが上級者になるとき、それは才能が見つかったときですので、家族全員で応援していきましょう。
 
出典 (※)文部科学省 平成28年度子供の学習費調査
 
執筆者:古屋禎之
古屋FP事務所 代表
CFP(R)資格
1級ファイナンシャル・プランニング技能士

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