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自宅を売却してまとまったお金が入ったときの管理方法とは

ファイナンシャルフィールド / 2020年10月13日 10時30分

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かつて自分たちが住んでいた自宅を、子どもが巣立ったために管理がしきれず、売却するというケースが増えてきました。
ある程度まとまった売却代金が入金された場合の、管理の仕方について考えてみましょう。

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普通預金に放っておくと想定以上に早く尽きてしまう

経年劣化によってかなり家屋の価値は目減りしたとしても、床面積が大きい一戸建てを売却した場合は、まとまった金額が入金されます。どんなに普段節約を徹底していても、大きな金額が口座に入金されれば、気持ちも大きくなりがち。
 
これは相続などで遺産を受け取った場合にもあてはまることですが、給与所得や事業所得のように、自分が時間を割いて稼いだお金とは違ってきます。「棚ぼた」と言っては言い過ぎかもしれませんが、さほど苦労せずに手に入ったということと、まとまった金額が一度に入金されることから、ついつい後先を考えずに散財するケースをよく目にします。
 
「こんなはずではなかった」と思っても、後悔先に立たず。このようなケースこそ、しっかりと計画を立てて資産を成長させましょう。
 

理想は2~3分割で

実際にどのように管理すればいいか、1つの提案として、譲り受けた資産を2~3分割にすることを紹介します。
 
金額の多寡にもよりますが、「とりあえずキープ」と、「これを機会に資産運用にチャレンジする」の最低2つに分けます。とりあえずキープについては、たとえ金利は低くても安心度の高い、リスクの低い投資信託であまり相場の動きに左右されないものに入れておきましょう。
 
もう1つの「資産運用にチャレンジ」するものについては、ある程度値動きはあって値下がりすることがあったとしても、許容できるだけの金額を積み立て方式、または何度かにタイミングを分けて投資してみるのはどうでしょうか。
 
いずれにしても、生活資金や「なくなると困る」という種類のお金ではないはずですから、例えば今回のようなコロナ禍による相場の急落があったとしても慌てないように、長期で成長させることを忘れないようにしましょう。
 
これは資産運用に限らずあてはまることですが、失敗の原因は余裕がないことによる焦りであることが多いです。一度に、ここぞと、相場の底を自分で予測して全額を投入してしまうために、余裕を失って失敗するのです。時間の流れとともに、政治・経済状況は変わりますから、いいときに一部を購入し、悪いときにも一部を投じて購入するという方法をとれば、購入時価額は平準化されます。
 
どんな人でも、相場のトレンドを見極めることはできても、「ここが底」「ここが天井」を言い当てることはできないのです。
 

少し慣れてきたら投資先を広げてみましょう

どんな人でも、ただ漠然とニュースを見ているだけでは、今の景気や相場環境がいいのか悪いのかというのを全体像としてとらえることはできません。ですが、一度でも自分の資産を投入して金融商品を購入すると、ニュースの見方も真剣になりますから、実体験を通じて相場観が少しずつ身についてきます。
 
まったくの初心者であったとしても、2年ぐらいたてばかなりなじんできますので、自分で挑戦してみたい新たな商品を見つけて、少し広げてみるのもいいかと思います。これはとりもなおさず分散投資になりますから、リスクを抑える効果も期待できます。
 
せっかく親から譲り受けた資産や、自分の自宅を売却して得たお金ですから、着実に金融商品という別の形で育てていきたいものです。
 
執筆者:柴沼直美
CFP(R)認定者

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