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2020年のうちにスタート NISAで始める資産運用

ファイナンシャルフィールド / 2020年12月2日 9時30分

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2020年も残り2ヶ月を切りました。税制上、優遇措置を受けることができるNISA制度を利用して資産運用を行う場合は、2020年のうちに始めるのがおススメです。
 
今回は、NISA制度の非課税枠や年末の取引の注意点を確認していきましょう。

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NISA非課税枠の期限

NISAには、大きく分けて2種類あります。年間120万円まで最長5年間非課税で投資ができる「一般NISA」と、年間40万円まで最長20年間非課税で投資ができる「つみたてNISA」です。どちらか片方しか利用することができないので、一般NISAか、つみたてNISAか、投資家が自分で選択する必要があります。
 
この一般NISAの120万円とつみたてNISAの40万円の非課税枠は、毎年1月から12月の1年間が1区切りとなっています。
 
12月を過ぎてから買い付けをしてしまうと、翌年分の非課税枠を使うことになってしまいます。そのため、これから投資を始めようと考えている場合、12月末までに投資をスタートさせて、2020年の非課税枠もしっかり活用するのが良いでしょう。
 

今後のNISA制度

現在のNISA制度は、2024年から新しい制度に変更となります。現在の一般NISAは120万円の非課税枠内で、自分で自由に商品を組み合わせて購入することが可能です。
 
一方、2024年からの新一般NISAは非課税枠が122万円となり、そのうち20万円分は、あらかじめ指定された商品の中から積立投資のみが可能となり、残りの102万円の非課税枠を使って、自分で商品を選ぶようになります。
 
120万円という非課税枠を最大限に利用したいと考えている場合、2020年のうちに一般NISAで資産運用を始めて、まずは2023年までの4年間分、現行のNISA制度を活用するのがおすすめです。最大480万円分(120万円×4年間)の非課税枠を利用することができます。
 

年末の注意点

2020年の非課税枠を利用するためには、12月末までにNISA口座を開設し、商品を購入しなければなりません。NISA口座の開設は、ネット証券などを活用すればインターネットでも行うことができますが、取引を行うことができるようになるまでに、1~2週間程度かかる場合があります。
 
さらに、年末の取引はスケジュールを確認し、2020年内の非課税枠で購入するためには2020年中に商品の受渡日を迎える必要があります。例えば、買付日から4営業日後が受渡日となっている投資信託の場合、以下のスケジュールで買い付けを行わなければなりません。
 
<2020年の取引となるケース(4営業日後が受渡日となっている投資信託)>
2020年12月25日(金):買い付け
2020年12月30日(水):受渡日
 
12月末に慌てることがないように、早めにNISA口座を開設して、2020年の非課税枠を活用しましょう。
 
いかがだったでしょうか。今年、資産運用になかなかチャレンジできなかった方にとって、11~12月は駆け込みでNISAを行う最後のチャンスです。今回ご紹介した内容を参考にしながら、NISAで資産運用を始めてみてはいかがでしょうか。
 
執筆者:下中英恵
1級ファイナンシャル・プランニング技能士(資産設計提案業務)、第一種証券外務員、内部管理責任者

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