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任意売却とリースバックは違う?家に住み続けるなら組み合わせて使おう

ファイナンシャルフィールド / 2021年1月2日 3時30分

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任意売却が必要になっても、リースバック契約なら同じ家にそのまま住み続けることができます。
 
どうしてもお金に困った時、今の家を任意売却しようと考える方は少なくありません。しかし、任意売却ではいったん家を売ると、同じ家に住むことができなくなるので不安を感じてしまうでしょう。
 
一方、リースバックなら賃貸契約を結び同じ家に住むことができるので家を手放したくない方にはぴったりです。
 
この記事では、任意売却とリースバックの組み合わせについて解説するので、家を手放したくない方はぜひ参考にしてください。

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任意売却とリースバックに違いはある?

任意売却とリースバックは、家の売却に関わる制度なので両方を混同してしまう方も少なくありません。しかし、任意売却とリースバックは異なります。
 
また、任意売却の代わりにリースバックができる、と考える方もいますが、置かれている状況が異なるので任意売却の代わりにリースバックが使えるという訳ではありません。
 
しかし、任意売却が必要なときにリースバックを併用することは可能なので、それぞれの詳しい意味を確認していきましょう。

 

任意売却とは?

任意売却とは、ローンの返済が滞るなどお金が足りない状況になった時、競売を避けるために行われる手続きです。任意売却では、第三者が債権者と債務者の間に入り、より良い条件で不動産を買い取ります。
 
競売で家を売ると家を買いたい側が家の中を確認できないので、一般的な家の売却より条件が悪くなるケースが多いです。一方、任意売却なら家をしっかり見てもらい、第三者に売却できるので条件が良くなる可能性は高いでしょう。

 

リースバックとは?

リースバックとは、家を売却した後、賃貸契約を結んで同じ家に住み続けるという契約です。リースバックは、任意売却のように債務の返済に困っていない人でもできます。
 
リースバックをすれば、家の売却益を得られるうえ、そのままの家に暮らし続けることができるので、老後の資金のためリースバック契約を結ぶ人も少なくありません。

 

任意売却とリースバックは組み合わせが可能

任意売却とリースバックは、そもそも全く異なる制度です。任意売却は、競売を避けるために行う家の売却手段になります。一方、リースバックは家を売却した後、賃貸契約を結び同じ家に住める、という形の取引です。
 
任意売却のときにリースバックが必ず選択できる、という訳ではないので注意をしましょう。
 
ただし、任意売却後、賃貸契約を結びリースバックという形で同じ家に住むことはできます。任意売却とリースバックの仕組みをうまく組み合わせることができれば、家を手放さず競売を避けられるかもしれません。
 
今の家を離れたくない人は、任意売却とリースバック、両方に対応してくれる専門家を探しましょう。

 

任意売却後にリースバックをするメリット

任意売却とリースバックを組み合わせて使うメリットは、以下の通りです。
 

メリット
  • 家を手放す必要がない
  • 引っ越しをする必要がない
  • 不動産を売却したとバレにくい
  • 条件によっては再度購入できる

 
任意売却が必要だけど、家は手放したくないという方はぜひ参考にしてください。

 

家を手放す必要がない

任意売却後のリースバックに成功すれば、家を売却した後も愛着のある家にそのまま住むことができます。通常、任意売却のみであれば家を第三者に売却したら同じ家に戻ることはできません。
 
そのため、高齢の家族がいる方、子供の教育環境を変えたくない方は、家を手放さずそのまま住めるリースバックに大きなメリットを感じるでしょう。

 

引っ越しをする必要がない

家にそのまま住めるリースバックでは、もちろん引っ越しも不要です。家を売却したことにより転校、転職をする必要がなければ、お金の節約にもつながります。
 
また、新しく家を探す手間が省けるので、生活の立て直しに向けて仕事に打ち込むことができるでしょう。

 

不動産を売却したとバレにくい

リースバックなら、引っ越しをせずそのままの形で家に住めるので、近所の人に家を売ったことが知られにくいです。
 
任意売却をして家を売り、引っ越しをすると「お金に困っていた人」として近所や会社でうわさが立つ可能性があります。悪いうわさがあると働く環境も悪くなってしまうので、リースバックでバレずに任意売却を済ませてしまうのが良いでしょう。

 

条件によっては再度購入できる

リースバック契約によっては、お金が貯まったときに再度家を買い戻すことも可能です。家族に自宅を残すことができるので、相続のことを考えて家を残しておきたい人は買い戻しについても相談してみると良いでしょう。

 

任意売却後のリースバックに関する注意点

任意売却後にリースバックをすれば、同じ家に賃貸で住み続けることができます。しかし、リースバックには以下のような注意点もあるので、契約を検討する前に押さえておきましょう。
 

注意点
  • 必ずリースバックができる訳ではない
  • 家賃が高いこともある
  • 業者をゆっくり選べる時間は少ない
  • 買い戻しに期限がある可能性が高い

 
任意売却後のリースバックには、トラブルもあります。リースバック契約で今の問題が解決できるのか考えてから、契約を検討しましょう。

 

必ずリースバックができる訳ではない

リースバック契約には、不動産業者による審査があるため、審査に落ちればリースバックができません。また、任意売却後のリースバックについて、買い手に合意をしてもらう必要があるので通常の売却より買い手は見つかりにくいでしょう。
 
もし、家の買い手がいない場合、リースバックはできません。任意売却のみでの手続きが必要となるので、家に住み続けることができなくなるでしょう。

 

家賃が高いこともある

リースバック契約を結ぶのに成功しても、賃貸契約を結んだ後の家賃が高く、結局出費を抑えられないケースも少なくありません。
 
リースバックでは、家を売却した後毎月決まった額の家賃を買い手に支払って家に住み続けることになります。もし、家賃が高く払えない場合は家を出ていくことになるので、家賃の交渉は慎重に行う必要があるでしょう。

 

業者をゆっくり選べる時間は少ない

競売が迫っているケースでは、債権を早く解決するため任意売却もリースバックも短期間での契約となります。そのため、優良な業者をゆっくり選ぶ時間が取れず、トラブルになるケースも少なくありません。
 
もし、可能であれば、トラブルを防ぐため任意売却の話が出る前にリースバックを検討するのが理想です。しかし難しい場合、事前にサイトをチェックし、任意売却とリースバックをした実績があるか確認しましょう。

 

買い戻しに期限がある可能性が高い

リースバック契約によっては買い戻しもできますが、5年以内など期限が設定されていることも少なくありません。買い戻しの期限をどれくらいに設定するかは、不動産業者によって異なります。
 
もし買い戻しを検討するなら、期限がどれくらいになるのかを事前にしっかり確認しておく必要があるでしょう。

 

任意売却後のリースバックがおすすめな人

任意売却後のリースバックにおけるメリットとデメリット、どちらを優先するかは個人の考え方や今の状況によって異なります。
 
ここからは、任意売却後のリースバックがおすすめできる人を解説するので、ぜひ参考にしてメリットとデメリットの比較をしましょう。

 

家から離れたくない人

任意売却後も、リースバックで家を借り続ければ引っ越しの必要がありません。高齢の家族がいる、子供や配偶者の生活に影響を与えたくない、という人は、リースバックを検討すべきでしょう。
 
同じ家に住み続けることで、環境の変化によるストレスもなくせます。引っ越しや新たな家探しに時間が取れない人も、リースバックに向いているでしょう。

 

近隣の人にバレず家を売却したい人

近所でお金に困っているとうわさが立つと、他の家族にも悪評が付き生活環境が悪くなってしまいます。慣れた土地でこれから楽しく暮らすため、周囲の人との関係はそのまま維持したい、という人はリースバックがおすすめです。

 

親子間売買をするのに時間がかかる人

子供に家を買ってほしいけれど、子供の資金の用意が間に合わず、親子間売買が難しい人はリースバックでしばらく様子を見ましょう。子供がローンを組むのが難しくても、いったん売却して賃貸契約で補い、時間を稼げば親子間売買が可能になるかもしれません。
 
ただし、リースバック契約によっては買い戻し不可になっていることもあるので、子供が将来買い戻せるかどうか事前に確認しておきましょう。

 

任意売却とリースバックを検討し自宅を残そう

任意売却とリースバックは組み合わせて利用することが可能です。ただし、任意売却が必要なほどお金に困っている状態だと、なかなかリースバックができないこともあります。
 
そのため、リースバックをしたいなら早めに任意売却にも対応している業者を探すことが大切です。家が競売にかけられてしまう前に買い手を見つけ、リースバック契約で同じ家に住み続けましょう。

 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
 
監修:新井智美
CFP(R)認定者、一級ファイナンシャルプラン二ング技能士(資産運用)
DC(確定拠出年金)プランナー、住宅ローンアドバイザー、証券外務員

 

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