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「私たち、別れましょう」。婚活アプリで出会った“理想の男性”との結婚を踏みとどまらせた「モヤモヤ」の正体とは!?

Finasee / 2024年9月25日 16時0分

「私たち、別れましょう」。婚活アプリで出会った“理想の男性”との結婚を踏みとどまらせた「モヤモヤ」の正体とは!?<br />

Finasee(フィナシー)

前畑優子(31歳)は、自分の理想をあきらめたくないと思っていた。妊娠・出産のことを考えると、残された時間は長くはないという切迫感もある。

正月に実家に戻った時には、母親の妹である良美叔母さんから見合い写真を見せられた。叔母は冗談めかして「両親が元気なうちに孫を抱かせてあげて」と言っていたが、その時にたまたま目が合った父親の顔が、思った以上に真剣なまなざしだったことに動揺した。

東京に戻ってきてマッチングアプリに登録したのは、「待っていても良縁は決して向こうからやってはこない」という叔母の言葉に何か感じるところがあったためだ。自ら一歩踏み出したせいか、思いがけない出会いがあった。それは……。

惰性で登録していた婚活アプリで出会い

落合直樹(35歳)は、結婚できれば誰でもいいと考えていた。学生の頃から、20歳代までは比較的モテた。交際相手がいなくて困るというようなことは気にしたこともなかった。中には真剣に結婚を考えた相手もいたが、相手のほうが20代の前半で、「まだ結婚は考えられない」と拒まれた。

30歳代になってからは、付き合うこと自体が結婚を前提にしているかのようなプレッシャーがあり、気持ちが弾むような付き合いに発展しなかった。婚活アプリに登録したのは、いわば惰性であり、結婚はあきらめてはいないと自分に言い聞かせる手段のようなものと考えていた。そのアプリが開催したオフ会イベントで直樹は優子に出会った。

優子の希望するプロフィールに直樹はぴったりだった。何より、優子は直樹の顔が好きだった。年上なのに笑った顔が、どこか幼く感じられ、そこに守ってあげたくなるようなピュアな少年の影を感じた。

直樹の働いている会社は優子も知っている大手企業だったし、すでに課長職を得ていることも頼もしく感じられた。この機会を逃してはいけないと決意した優子は、積極的に話しかけ、連絡先を交換した。優子にしてみれば、一生に一度といえるくらいの勇気を振り絞って直樹に話しかけたのだった。

理想と現実、すれ違う気持ち

優子と直樹は付き合うことになるが、実際に付き合い始めてみると、優子の理想に対して直樹は少しずつ足りないところがあった。何より、会話の節々や直樹の態度から、優子は「直樹さんに私は求められていない」ということが伝わってくるのがつらかった。「直樹さんは優しいけど、心がない」と感じ、優子は会うたびに直樹への気持ちがさめていくように感じた。

直樹の方は、付き合い始めてから優子のことがどんどん好きになっていた。優子の言葉に感じる思いやりの気持ちや優子のしぐさなどから、自分を包み込んでくれるような温かさを感じていた。優子のような女性が待っていてくれる家に毎日帰ることを考えれば、その家庭を守っていくことを自分は進んで引き受けるだろうと思った。そうして、優子と結婚することを前提に物事を考え始めていた。結婚するのなら、優子以外は考えられないと思うようになっていた。

別れを切り出した時、彼がとった驚きの行動とは?

2人でデートをするようになって半年ほどが経過した時、優子は、これ以上付き合い続けることはできないと直樹に告げた。その時、直樹は……。
条件面では申し分ないが、情熱が足りない直樹は運命の相手ではないと感じた優子。しかし、思い切って別れを切り出した優子に、直樹は意外な反応を示す。後編【もう 2人は終わり…婚活カップルのそんな運命を変えたのは、エリート男性の10年来の「ある行動」だった!?】にて詳細をお伝えします。
 

風間 浩/ライター/記者

かつて、兜倶楽部等の金融記者クラブに所属し、日本のバブルとバブルの崩壊、銀行窓販の開始(日本版金融ビッグバン)など金融市場と金融機関を取材してきた一介の記者。1980年代から現在に至るまで約40年にわたって金融市場の変化とともに国内金融機関や金融サービスの変化を取材し続けている。

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