「スピードアップできなかった」 青山、森保J初招集の大迫を軸とした連係の課題指摘

Football ZONE web / 2018年10月12日 23時57分

■3ゴールを奪って新体制2連勝も、ロシアW杯主力組の大迫を中心とした攻撃は発展途上

 森保一監督率いる日本代表は12日、新体制2試合目となるキリンチャレンジカップ・パナマ戦に挑み、3-0と初陣から2連勝を飾った。前日会見で指揮官が「キャプテンは今回、吉田麻也と考えています」と語ったなか、吉田を温存したことで9月のコスタリカ戦(3-0)に続いてキャプテンマークを巻いた最年長のMF青山敏弘(サンフレッチェ広島)は、「サコに収まった後、スピードアップできなかった」とFW大迫勇也(ブレーメン)にボールが入って以降の展開を反省した。

 A代表デビューの冨安健洋(シント=トロイデン)をはじめ、3年7カ月ぶりの出場となるGK権田修一(サガン鳥栖)、森保体制初招集となったMF原口元気(ハノーファー)とFW大迫勇也(ブレーメン)、ボランチのMF三竿健斗(鹿島アントラーズ)、サイドのMF伊東純也(柏レイソル)をスタメンに入れて臨んだ一戦は、青山のパスから試合が動いた。

 相手からボールを奪った青山がすかさず前線のMF南野拓実(ザルツブルク)に縦パスを打ち込むと、背番号9がドリブルでペナルティーエリア内に持ち込み、左足で流し込んで先制点を奪った。その後、伊東の一撃とオウンゴールで3-0で勝利した森保ジャパンだが、FWに小林悠(川崎フロンターレ)、サイドにMF堂安律(フローニンゲン)とMF中島翔哉(ポルティモネンセ)を起用したコスタリカ戦は前線に入った後のスピーディーな展開が光ったが、パナマ戦ではそこまで迫力ある“加速”は見られなかった。

 青山は両サイドの伊東と原口を生かすべく、「もっとスペースを使いたかった」と語る。


■「(前に)収まった時に3人目で動けるようにテンポやスピード感を作っていかないと」

「どうしてもサコ(大迫)に収まった後、スピードアップできなかったなというのはあります。サイドにボールが入った時にボランチがサポートに行って、俺ら(ボランチ)がもっと高い位置で前を向いた状態を作らないと。前半はそういうプレーがあまりなかった。収まった時に3人目で動けるように、テンポやスピード感はもっとチームとして作っていける。そういう練習はしていますけど、まだまだ時間はかかるかなと思います」

 もっとも、青山は「ミスもありましたし、悪い時間帯もあった」と認めつつも、少なからず試合の中でアジャストはできたと感じているという。

「僕自身はチームとしてどう戦えるかが自分自身の評価につながると思っている。良くない時間帯にどう対応できるか、そこはそこまで悪くなかった。90分通して3-0で勝った。もっと点は取れただろうし、もっと攻撃のチャンスは増やさなきゃいけないんでしょうけど、それでも3-0なのでそこはポジティブかな、と」

 大迫という主軸のストライカーを中心に、若いアタッカー陣のスピードと迫力をどのように使っていくのか――。パナマ戦後の青山はすでに、先を見据えていた。


(Football ZONE web編集部・小田智史 / Tomofumi Oda)

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