スールシャール監督就任は「早過ぎた」 ユナイテッドOB指摘「何も進歩していない」

Football ZONE web / 2019年10月19日 15時45分

■インス氏が低迷するマンUに言及 降格の可能性は否定も…「何をしたいのかが分からない」

 現在プレミアリーグ12位に低迷する名門マンチェスター・ユナイテッドについて、英サッカー専門誌「フォー・フォー・トゥー」のインタビューに応じた同クラブOBの元イングランド代表MFポール・インス氏は、クラブがオレ・グンナー・スールシャール氏を監督に任命するのが「早過ぎた」との見解を示している。

 ユナイテッドは前節でニューカッスルに0-1で敗れ、ついにリーグ戦で12位(2勝3分3敗)まで転落。プレミアリーグ最多優勝を誇る名門も2012-13シーズンを最後にリーグタイトルから遠ざかり、受難の時を過ごしている。降格圏の18位エバートンと勝ち点「2」差となっており、来季の2部降格の可能性まで示唆されている。

 そうしたなか、インス氏は「人々は降格について話をしているが、彼らは落ちないだろう。そのことは頭から離そう。なぜ、みんながそんなことを言うのか理解できない。彼らは下位半分に入ることもあるだろうが、上位半分でフィニッシュする可能性だってあるんだ」と述べ、古巣の降格の可能性を否定した。

 ただスールシャール監督の下で、今季は若手選手を多く起用しているユナイテッドのチームパフォーマンスが向上していない点を懸念しており、「彼らは(選手たちが)若いチームなので、パフォーマンスや結果に一貫性のなくなることがある。しかし、私が少し心配しているのは、全く進歩していないことだ」と述べると、こう続けている。

「試合に勝つことがすべてではない。少なくとも彼らのやっていることのなかで、進歩している部分を見たいと思うのだが、それも見られていない。(0-0に終わったUEFAヨーロッパリーグの)AZ戦でも見られなかったし、ニューカッスル戦(0-1)でも見ることができなかった。AZ戦ではシュートは0本で、ニューカッスル戦では2本あったが相手GKにトラブルを与えることはできなかった。それこそが人々が少し非難している部分だと思う」

■クラブの戦略を問う 「トップ4入りに向けて…」

 ここ数週間で、スールシャール監督に対するプレッシャーは大きくなっている。同監督は昨年12月、成績不振で解任されたジョゼ・モウリーニョ氏の後を継ぎ、“暫定”監督として古巣復帰を果たした。当初は公式戦11戦無敗と怒涛の勢いで駆け抜けたことで、クラブはスールシャール監督の手腕を評価し、3月末に正式監督として就任することを発表していた。

 インス氏は、「クラブが今、何をしたいのかが分からない。オレを監督に据えると決断したのは、早過ぎたと思う。これはオレのせいではない。私だけでなく誰だって、たった10試合の結果だけで(正式に)仕事をオファーしようとすれば全力で止めるだろう」とコメント。「もしクラブにプロジェクトがあるならば、もしクラブが今後3回分の移籍市場をオレに託し、トップ4入りに向けてこのチームの再建を試みようと考えているならば、我々はそれを知りたいんだ」と続け、クラブはこれからの戦略を明瞭にすべきだと指摘した。(Football ZONE web編集部)

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