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J1昇格POはまさかの下剋上…決勝は岡山×仙台に J2はドロー決着で富山×松本が対戦へ

FOOTBALL ZONE / 2024年12月1日 16時8分

■J1、J2の昇格PO、J3とJFLの入れ替え戦が実施

 12月1日に各地でJ1、J2の昇格プレーオフ準決勝と、J3とJFLによる入れ替え戦の第1戦が実施された。J1昇格プレーオフではリーグ戦の3位、4位のチームがいずれも敗退する波乱含みの展開になり、ファジアーノ岡山とベガルタ仙台がJ1への切符を争うことになった。

 他会場に先駆けて13時にキックオフされたのは、J2で3位のV・ファーレン長崎と同6位の仙台による対戦。今季に完成した長崎ピース・スタジアムでは無敗を誇っていた長崎だが、リーグ戦の最終節から3週間のインターバルが悪いほうに出たか中盤でのボールロストもかさんだ。そして、シュートブロック時の不運なPKを与え仙台のMF中島元彦に先制点を与えてしまうと、後半に入ってFWエロンとMF郷家友太にもゴールを許してしまう。長崎も意地の1点を返したが、試合終了間際に中島がこの日2点目を決めて仙台が4-1で勝利した。

 14時には各会場で一斉に来季へ向けた運命の試合がキックオフされた。J2で4位のモンテディオ山形は同5位の岡山を迎え撃ったが、前半31分に先制を許すと3分後にも岡山に追加点を決められてしまう。さらに後半にはボール際の競り合い後のリアクションで山形のDF川井歩が相手選手を蹴ってしまい、乱暴な行為で一発退場に。10人での2点ビハインドはあまりにも重く、試合終了間際に1点を追加した岡山が3-0で勝利。両会場ともリーグ戦下位でアウェーに乗り込んだチームが”下剋上”を果たした。

 J2昇格プレーオフではJ3で3位のカターレ富山が同6位のFC大阪を迎え撃った。富山は前半36分にMF布施谷翔が先制ゴールを奪うと、ハーフタイム間際に同点ゴールを許したものの1-1の引き分けで試合終了の笛が鳴った。また、J3で4位の松本山雅FCは同5位の福島ユナイテッドFCを迎え、前半10分に先制を許したものの、10分後にDF高橋祥平のゴールで追いつき、こちらも1-1の引き分け。同点で試合が終了した場合はリーグ戦の上位チームが勝ち抜けるレギュレーションにより、富山と松本がJ2行きの切符を争うことになった。

 また、J3とJFLの入れ替え戦はホーム&アウェーの2戦合計方式で争われる。J3で19位のY.S.C.C.横浜とJFL2位の高知ユナイテッドSCによる対戦は、高知のホームで初戦を戦った。前半5分にYS横浜が先制したものの、高知も前半33分に同点ゴール。このまま1-1で初戦を終え、第2戦はYS横浜のホームで行われる。なお、レギュレーションによりアウェーゴール差による決着はなく、第2戦を終え合計スコアが同点の場合は延長戦、あるいはPK戦までの勝負を行い昇格チームを決める。

 決着がつく各プレーオフの決勝戦と入れ替え戦の第2戦は12月7日に行われる。4チームトーナメント形式の決勝となるプレーオフは、この日の準決勝と同様に90分を同点で終えた場合はリーグ戦の上位チームが昇格を果たし、ホームゲームの開催権も持つ。クラブ史上初のJ1を目指す岡山がJ1での経験も豊富な仙台を迎え撃ち、ともにJ2で戦った経験のある富山と松本はJ2復帰を目指して富山のホームで戦う。(FOOTBALL ZONE編集部)

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