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ぴいぷる 松本梨香、めざせ〝演芸もんマスター〟!? 「ポケモン」主人公サトシの声優ほか俳優、演出家などマルチに活躍

zakzak by夕刊フジ / 2024年9月25日 11時0分

「ポケットモンスター」の主役のサトシの声でおなじみの声優で、かつ俳優、歌手、演出家。この秋、主演・演出を手掛ける2本の演劇作品が控えている。

「まず池袋演劇祭参加作品の『ナビゲーション』(26~29日=東京・シアターグリーンBOX)は、2年前に助演女優賞をいただいた作品の再演。思い入れがありますね。今回は脚本家の江頭美智留先生から『演出も』と頼まれ、前回やれなかったことをいろいろ盛り込んでいます」

車で死体を運ぶ男と同乗してきた女の珍道中を描いたハートフルコメディー。笑いあり、ホロっとするシーンあり、どんでん返しあり。

「言葉のやり取りもすごく面白いですよ。本物の車を舞台に乗せたくて、分解して再び組み立てました」

もう1本は朗読劇「名前を呼んで、もう一度」(11月19~24日=東京・サンシャイン劇場)。密室に閉じ込められ、番号で呼ばれる者たちが自由を求めて脱出を試みる…。

「命の大切さを伝える作品です。こちらも再演ですが、私の演出ということで、得意分野の朗読劇にして、アコーディオンの生演奏や手話を交えた歌唱なども取り入れました」

今年の春には、初めてのエッセー「ラフ&ピース」(宝島社)を出した。

「エンタメ業界を目指す学生さんたちに、自分が伝えたいこと、大衆演劇の座長だった父親から教えてもらったことなどを文字で残せないかなと思いました。これまでの経験なども入れたら、自叙伝みたいになって。大衆演劇あり、面白い家族あり、昭和感も漂って、朝のテレビ小説になってもおかしくないぐらいドラマチックなエピソード満載ですよ」

横浜の下町育ち。家には劇団員や近所の人たちが多数出入りし、子供時代はよくみんなの前で歌っていた。

「みんなの喜ぶ顔が見たかったんです。父の舞台の帰り際にお客さんが『楽しかった。また来ようね』と言うのを聞いて、そんな風に誰かを喜ばせることができたらいいな、舞台役者になりたいなと自然に考えるようになっていました」

10代で初舞台。そんな中、仲が良かった兄が心筋梗塞で他界した。そのショックで倒れてしまう。

「結構、重い病気で、完治しましたが、再発の懸念から舞台に立つことを禁じられました」

退院後、舞台で共演した俳優の名古屋章さんが、「芝居をする場所は舞台だけじゃない。ラジオドラマなどの声の仕事もあるよ」とアドバイス。さらに、すでに声優をしていた俳優養成所同期の山寺宏一さんに「声の仕事って楽しい?」と聞いたら、「お前ならできるよ」とサラッと言ってくれた。

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