阿部巨人にちらつく〝メークレジェンド返し〟27日にもM消滅危機 球団ワースト記録また更新、20度目の零封負けで3戦わずか1得点

20度目の零封負け

優勝マジック「4」の巨人は25日のDeNA戦（横浜）で零封負け。ここ3試合でわずか1得点の打線は、1・5ゲーム差に迫った阪神の岡田監督に〝メークレジェンド返し〟の期待を抱かせるほどの湿り具合だ。

初回1死二塁、6回2死一、二塁、そして9回1死二塁と好機にあと1本が出ない。散発3安打で実に今季20度目の零封負け。とっくに更新済みの球団ワースト記録をさらに伸ばしてしまった。

阿部慎之助監督（45）は「ここでとやかく言っても仕方ない。明日切り替えて、勝つことだけを考えてやっていく」と前を向くが、最短Vが28日に延びる一方で、27日にもマジックが消える危機に直面している。

指揮官は現役時代の2008年に、残り1試合での大逆転優勝を経験。「クルーンが赤星さんを三振にとって、俺が両手で『よーっし！！』ってガッツポーズしてた」と今も記憶に新しい〝メークレジェンド〟は、第1次岡田阪神とのデッドヒートの末に遂げたものだった。16年後の今季、よもや第2次岡田阪神に残り5試合からV逸の悪夢を見させられるのか。　（片岡将）

DeNA―巨人23回戦（巨人14勝8敗1分、18時、横浜、3万3421人）

巨人　000000000－0

DeNA　00100000×－1

（勝）　ジャクソン24試合7勝7敗

（Ｓ）　森原56試合2勝6敗27S

〔敗〕　戸郷26試合12勝8敗