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東日本大震災から13年半 忘れない、立ち止まらない 遺族との対話 「高校生の娘を津波で…」知り合って7年、住職の女性が打ち明けた 感情を口に出せるまでには、それぞれに時間が必要

zakzak by夕刊フジ / 2024年9月16日 10時0分

そこから掲載に至るまで、実は7カ月を要した。「話してはみたけれど、やはり記事にされたくないかも…」「いえ、こういう事実があったことはちゃんと残しておくべきなのかも…」と揺れ動く住職の気持ちが落ち着くまで待ち、載せると決まってからも何度もやりとりを重ねた。新聞としてはあまりないことだが、必要な手順だったと思っている。

その人にとって一番いいタイミングに、いつでも駆け付けられるようでいたい。紙面に掲載させてもらう以上、相手がきちんと納得できる形になるまで一緒に悩みたい、「話して良かった」と思ってもらえるように―。

あと半年足らずで発災から14年となるが、この思いだけは、何十年たとうと保ち続けていくのだと決めている。 =おわり

■鈴木英里(すずき・えり) 1979年、岩手県生まれ。立教大学卒。東京の出版社勤務ののち、2007年、大船渡市・陸前高田市・住田町を販売エリアとする地域紙「東海新報」社に入社。震災時、記者として、被害の甚大だった陸前高田市を担当。現在は同社社長。

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