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久住昌之 するりベント酒 京都駅で買った「鰻巻ハーフ」と地酒の組み合わせ さっぱりした酢飯とはんなりなタレの具合、鰻自体の味もしっかり…よろしい

zakzak by夕刊フジ / 2024年8月25日 10時0分

京都の某大手スーパーで「孤独のグルメ」的なトークをすることになり、日帰りで京都に行ってきた。ホントは京都まで行くなら一泊したい。世知辛い世の中だ。

終わって、帰りの新幹線に乗る前に、京都駅構内で缶ビール一個と、京都・伏見の地酒「玉乃光」純米吟醸の冷えたカップ酒を購入。

さらに小腹を満たすために買ったのが「鰻巻(ハーフ)」。鰻の太巻きが2ヶ。すぐ決まった。いいじゃないか。

「京都丹後産米使用」「花椒使用」と書いてあるのが、ちょいと高級感をちらつかせていて、京都じゃないか。

なんて言って実は今まで「花椒」の読み方を知らなかった。っていうか、ちょいと手を加えた値段高めな山椒のことだと思ってた。

ネットで調べたら「花椒」は「ホアジャオ」と読むのね。もちろん「かしょう」でも間違いではないらしいんだけど。

「これだから東京もんは」って京都人に鼻で笑われる。

山椒も花椒も同じサンショウの実を使うんだけど、花椒は熟した紅色の果皮だけを使う。そのため山椒よりも香りが高く、逆に辛味はほとんどないという。

さらに日本産の花椒より、中国産の花椒の方が「シビレ」は強いという。中華料理店の麻婆豆腐、香りもキツイし舌が痺れるもんなぁ。

ひとつ勉強になった。

さて新幹線に乗って、席に落ち着いたらすぐビールを開ける。あ、今日もお疲れ様。お客さんいっぱい来たなぁ。立ち見もいっぱいでトーク後用意されてたサイン本が全部売り切れた。よかったよかった。ビールがうまい。

で、手を拭いて、鰻巻きをひとつ食べてみる。もちろん一口では食べられない。

お。これは。さっぱりしてまんなぁ。脂を感じない。

ごはんが酢飯で、確かにその米がおいしい。そして鰻が上品。タレの具合がはんなり。あの鰻重の濃厚なべったりタレとは全然違う。どちらかというとあっさりした食べ応えだが、鰻のタレの味はちゃんとする、引き続いて口中に現れる鰻自体の味もしっかりしてる。これはよろしいなぁ。

ビールをチャッと片付けて(わかっちゃいたが盆地京都の夏は暑かった!喉乾いた。ビールぐいぐい進む)、酒だ。

カシュッと開けて、でもビニールキャップができるのが車内ではありがたい180mlアルミ缶。まだ十分冷たい。

くぴり。うまい。

あぁ、京都の地酒。と思うと、さらにうまし。思い込みはすぐれた無害添加物です。

そして鰻巻きの卵焼き部。これがまた上品な卵焼き。酢飯に合う。海苔に合う。やっぱりごはんがうまい。うーんこれはいいもの見つけた。これから京都の帰りの新幹線酒にはこれで決まりでいいんじゃないか。

さて二個目。今度は卵の方から攻めて、ちょいと鰻をひっかけるように噛み切るか。

うん。いいねいいね。玉子鰻太巻、おいしいおいしい。鰻がいいのか、タレがいいのか、少量でもちゃんと鰻。

いやー、名古屋に着くはるか前に全部食べきっちゃったよ飲みきっちゃったよ。今東海道新幹線、車内販売ないんだよ。どうする?(マンガ家、ミュージシャン・久住昌之)

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