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イチロー氏が松井秀喜氏に歩み寄り…豪華共演の舞台裏 2年越しラブコール、松井氏を「嫌いになる理由がない!」再認識

zakzak by夕刊フジ / 2024年9月24日 11時30分

8回、3点本塁打を放ち、イチロー氏に迎えられる松井秀喜氏 =東京ドーム(夕刊フジ)

「SATO presents 高校野球女子選抜 vs イチロー選抜」が23日、東京ドームで行われ、イチロー氏(50)=米大リーグ・マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクター=が主宰する「KOBE CHIBEN」には、現役時代にライバルだった松井秀喜氏(50)=ヤンキースGM付特別アドバイザー=が初参戦。豪華共演が実現した舞台裏に迫る。

前日に自宅がある米ニューヨークから帰国したばかりの松井氏はこの日、「4番・中堅」で先発出場。4回からは「長嶋茂雄さんになり切るしかない」と覚悟を決め、高校時代に慣れ親しんだ三塁を最後まで守った。打っては8回の第6打席で外角に浮いた球を強振して右翼席最前列に届く3ランを放ち、一塁ベンチ前でイチロー氏と熱い抱擁を交わした。

そのイチロー氏から試合後に「最後(見せ場を)持っていかれた。スーパースターとはこういうこと!」と褒めちぎられると、松井氏は「それはあなたでしょ! 引退させてもらっていいですか!?」と丁々発止のやり取りを交わし、集まった3万人近いファンの笑いを誘った。

1990年代後半から日米で球界を引っ張ったイチロー氏と1学年下の松井氏だが、接点は少なく親密な仲でもなかった。しかも、古巣巨人と一定の距離を保つ松井氏が今回、親会社の読売新聞社が主催に名を連ねるイベントに出てくること自体、異例ともいえる。

夢の共演の背景について、広告代理店関係者は「年上のイチロー氏から歩み寄り、2年越しのラブコールを送り続けたことに尽きる。昔のわだかまりを解いて、ともに野球界の発展に尽くそうとする姿勢に松井氏も応えた形」と話す。

これまで距離を置いてきたイチロー氏自身、この日は直に触れた松井氏について「随分と大人な雰囲気があり、品格がある。(対照的に)俺は問題だなと思って『ヒデさん』とも呼んだ」と気遣いを明かしつつ、「あんな明るい男だとは思わなかった。ファンが多いのもよく分かる。嫌いになる理由がない!」と今さらながら人気の理由を認識した様子だ。

先輩からの丁重なラブコールに応え、松井氏も「お手伝いできてよかった」とにっこり。この雪解けを機に共闘の機会が増えそうだ。 (山戸英州)

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