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新庄監督〝電撃勇退説〟浮上 日本ハム、就任3年目で初のCS目前も続投の動きなし…タレント転身なら「最適のタイミング」

zakzak by夕刊フジ / 2024年9月25日 11時32分

勝利の一丁締め、掛け声は日本ハム・清宮幸太郎=エスコンフィールド北海道(夕刊フジ)

パ・リーグ2位の日本ハムは23日の西武戦に敗れてV逸こそ決まったが、2年連続最下位から若手が着実に力をつけた今季は躍進。25日にもクライマックスシリーズ(CS)進出が確定する。就任3年目で結果を出した新庄剛志監督(52)の手腕が評価を高める一方で、シーズン最終盤に至っても球団内に続投への動きは見られず。自己プロデュースに長けた指揮官が自身の価値が高いうちに電撃勇退して話題を集め、タレントに転身する〝勝ち逃げ〟説が浮上している。 (山戸英州)

新本拠地エスコンフィールド北海道の昨年の開業に合わせて、「ファンを呼べる監督」として2022年から古巣の「BIG BOSS」として舞い戻った新庄監督。球団のもくろみ通り移転1年目はソフトバンク、オリックスに次ぐ1試合平均2万6515人を動員し、今季も23日時点でリーグ3番手の2万8536人を集めている。しかも、昨オフに単年で契約延長した際「死ぬ気で選手を成長させる」と公約した通り、新庄監督のもと若手が躍動して6年ぶりのCS進出は目前だ。

興行と成績の両面で文句のない成果を出したスター監督に、球団が契約更新を要請するのは自然な流れといえる。ところが秋口に入っても、新庄監督が続投に前向きといった話は、水面下でも一向に聞こえてこないという。現場の球団関係者は「10月になれば2軍は宮崎で教育リーグが始まり、24日にはドラフト会議も控える。来季の組閣、チーム編成をどうするか」とやきもき。現役最終年にお立ち台で突然の引退宣言をしたように、破天荒な新庄監督がシーズン最終戦の挨拶などで、まさかの電撃勇退を発表するのではないかと気が気でない様子だ。

「今も昔も彼がこだわるのは、いかに注目を集めて話題を提供できるかということ。今回もAクラス入りを確定させた後に『次の監督に未来を託す!』と潔くチームを去る意思を表明すれば、当然ながら『辞めないで』『せっかく順位が上がったのになぜ』と惜しむ声が殺到し、メディアでも大きく取り上げられる。ユニホームを脱ぐなら、今が最適のタイミングともいえる」。そう指摘するのは芸能プロダクション関係者だ。

ポイントは「いかに注目集めて話題提供できるか」

「来年も続投して勝てるとも限らない。再びBクラスに落ちれば商品価値は落ちる。ここで辞めておけば、オフは話題の元監督としてテレビやイベントに引っ張りだこになるのは間違いない」。選手時代はもちろん、タレントとしてもずば抜けた自己プロデュース能力で、生き馬の目を抜く人気商売の世界をわたってきた新庄監督自身も、そうした打算はとっくに働いていることだろう。

一方で、根回し抜きのサプライズ退団は、後任監督人事、現行のコーチ陣の処遇などが後手に回るリスクもはらむ。新庄監督の進退次第で身の振り方が変わってくるスタッフらは、チーム内で情報収集に追われている。

自分の株価は今季がピークと判断して〝利益確定〟に動くのか、それとも自分が育てた選手たちとの優勝を見届けるまで監督を続けるのか。先が読めない新庄劇場の2024年の幕切れが、日に日に注目の度合いを増している。

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