〝欧州の映画大国〟から厳選6作上陸 日本初上映『農民』、『フィリップ』など 東京・恵比寿「ポーランド映画祭」22日から開催
zakzak by夕刊フジ / 2024年11月21日 11時0分
欧州でも屈指の映画大国になったポーランドではアンジェイ・ワイダの名作「灰とダイヤモンド」のような素晴らしい映画が次々と誕生している。そんなポーランド映画6作を上映する「ポーランド映画祭」が22日から東京・恵比寿のエビス・ガーデン・シネマで開催される(28日まで)。
注目は、ポーランドのノーベル賞作家、ヴワディスワフ・レイモント原作の「農民」(2023年、DKウェルチマン、ヒュー・ウェルチマン監督)。昨年度のアカデミー賞国際長編映画賞にもノミネートされた。実写映像を油絵に描き直す斬新な手法で農民たちの生活を活写している。もちろん日本初上映だ。
日本人ピアニスト反田恭平が2位に入り話題になった5年に一度開催されるショパン・コンクール。その舞台裏を追ったドキュメンタリー映画「ピアノフォルテ」(23年、ヤクブ・ピョンテック監督)も目玉作。常人には想像もつかない激しい練習を経て、重圧に耐えながら演奏に挑む若者たちに寄り添い、臨場感たっぷりに撮った映像はまさに宝物だ。
実写映画ではミハウ・クフィェチンスキ監督の「フィリップ」(22年)がいい。ナチスに両親や婚約者を殺されたフィリップが血なまぐさい銃や爆弾を使わずにナチスに復讐を遂げる。時代に翻弄された男の悲劇が胸を打つ。
注目の新鋭作家ヤン・コマサ監督の「自殺ルーム」(11年)、「リベリオン ワルシャワ大攻防戦」(14年)、「聖なる犯罪者」(19年)はいずれも日本初上陸だ。 (望月苑巳)
この記事に関連するニュース
-
ポーランド映画の現在地<2>製作支援の公的枠組み・個の尊重…「共助」の仕組みが文化につながる
読売新聞 / 2024年11月22日 11時30分
-
映画で見つめる、ヨーロッパ 「EUフィルムデーズ2024」12月14日から開催、全25作品上映
映画.com / 2024年11月11日 14時0分
-
第16回京都ヒストリカ国際映画祭 2024/12/3(火)~12/8(日) 京都文化博物館で開催 ラインナップ&ゲスト決定
@Press / 2024年11月8日 16時0分
-
ポーランド映画祭2024、11月22日から ショパンピアノコンクールのドキュメンタリー、ノーベル文学賞作家原作アニメ、若手監督ヤン・コマサ未公開作など6本
映画.com / 2024年10月29日 13時0分
-
【コンサートご招待】アカデミー賞ポーランド代表作'24『農民』スペシャルコンサートに無料先着ご招待!音楽制作を担ったL.U.C.率いる楽団が映画の世界観を生演奏でお届けする一夜限りのパフォーマンス。
PR TIMES / 2024年10月28日 17時15分
ランキング
-
1今田耕司 セット裏で「くっついてくる」大物女優 大胆行動でスタッフ全員に「あの2人デキてた?」と…
スポニチアネックス / 2024年11月23日 21時52分
-
2「M-1」再び波乱続出 ファイナル経験コンビ多数落選にネット衝撃「信じられん」「やっぱ狭き門」
スポニチアネックス / 2024年11月23日 20時19分
-
3A.B.C-Z塚田僚一プロデュース“塚☆リカ”活動休止を発表 本人から申し出「お勉強をしたい」「旅に出たい」【全文】
モデルプレス / 2024年11月23日 19時0分
-
4「菅田将暉の弟」として紅白報道される現実…“きょうだい芸能人”が2世以上に過酷なワケ
女子SPA! / 2024年11月23日 15時46分
-
5東野幸治「大谷」めぐり「こんなにブーイング出るとは」とニヤニヤ謝罪「求めてるの俺しかいない」
スポニチアネックス / 2024年11月23日 14時52分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください