「今年ダメなら複数年にしたからと言われる」 楽天島内が挑む4年契約の重圧
Full-Count / 2021年1月14日 8時55分
■例年は沖縄で行う自主トレがコロナ禍で宮城県内に
国内FA権を行使せず、今季年俸1億2000万円プラス出来高(金額は推定)の4年契約を結んで楽天に残留した島内宏明外野手。13日には宮城県内で自主トレを行った後、オンラインで取材に応じた。「今年ダメなら『複数年契約をしたからだ』という感じになってしまう。尚更キャリアハイを目指して、体を鍛えていきたい」と、長期契約の責任と重圧をひしひしと感じている。
例年この時期は温暖な沖縄県内で自主トレを行ってきたが、今年は新型コロナウイルスの感染拡大もあり地元に残った。厳寒の中でも「テーマは強く振ること。スイング数を減らしてでも、強いスイングを増やしていきたい」と語る。
プロ9年目の昨季は114試合に出場し、打率.281、出塁率.363、8本塁打53打点9盗塁の好成績。しかし実は「シーズン後半は手首をはじめ、体のあちこちが痛くて、強いスイングができていなかった」と打ち明ける。だからこそ、このオフはまず昨年12月にウエートトレーニングで筋力を上げ、年明けからバットを振り込み、シーズンを通して鈍らないスイングをつくり上げることを目指している。
一方、精神的にも昨季は「プロ9年間で1番しんどかった」と振り返る。普段は飄々としたキャラで、昨年12月に残留を決めた際には、「もっと野球がうまければ、FA宣言していたと思う。そこまでの自信がなかった」とあっけらかんと言い放った。それでも昨季は、コロナ禍でストレス解消もままならず、「眠れない日もあった」と語る。
昨季は31試合で4番を務めたが「今年はないと思います」と否定する。「4番というのは、もっと長打を飛ばす浅村みたいな選手が打たないといけない。やれと言われたら、やらなきゃしようがないでしょうが、自分にとって1番やりにくい打順です。僕という選手は、自分が描く4番像と違う」と自身を分析。
そんな胸中とは裏腹に、島内は昨季4番で出場した試合で打率.309(110打数34安打)、出塁率.403、1本塁打。3、4、5、6番を務めたうち、最も数字が良かった。果たして、石井一久新監督兼GMは島内をどこへはめ込むのだろうか。(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)
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