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CS消滅も今後の戦いは「難しくない」 西武・栗山がチームを“鼓舞”、明かした胸中

Full-Count / 2024年8月31日 13時0分

西武・栗山巧【写真:小池義弘】

■西武・栗山はCS消滅も「変わらずに戦っていくだけやと思います」

■日本ハム 5ー2 西武(30日・ベルーナドーム)

 西武は30日にベルーナドームで行われた日本ハム戦に2-5で敗れ、今季26試合を残しながら4位以下が確定。クライマックスシリーズ(CS)進出の可能性が消滅した。大きな“目標”を失う形となったが、40歳のベテラン、栗山巧外野手は今後のモチベーション維持に向けて「難しくない。目の目の試合に勝つという気持ちで戦っていくことに変わりはない」とチームを“鼓舞”した。

「変わらずに戦っていくだけやと思いますよ。まだゲームはたくさん残っているし、ファンの方もいいプレーを見たいと思っている。その期待に応えるようにやるだけではないですかね」

 夜の駐車場を歩きながら、ベテランは胸中を語った。チームは「優勝」を目標にスタートし、その次に「CS」へと“軌道修正”。そのCSさえも可能性は消えた。それでも栗山は言う。

「今のうちの感じでいえば、若手はチャンスをもらっているんだから、それに応えるだけやし、(ベテランの)僕らは僕らでゲームなりの出番があるだろうから、それに備えるだけやし……そんなに難しい話じゃないと思いますよ」

 春先から西武は苦しい戦いを強いられてきた。それでも本拠地の左翼スタンドでは、いつも多くのファンが大声をあげてチームを叱咤し、激励していた。この日ももちろん、そうだった。

「『今日はこれをやってくるんちゃうか』とか『こういうヒットを見たい』とか。守備でも走塁でも僕らのアグレッシブなプレーを見たいと思ってファンの人は来てくれているのでその期待に応えるだけというか。シンプルにそこだけやと思います」

 CSの可能性が消滅しても、ファンは応援にくる。躍動するプレーを楽しみにしている。選手はその思いに応えるための準備をして、結果を残す努力をする。戦うスタンスはこれまでと変わらない。

「順位がどうであれ、明日からもやっていくということですね。普通にね、うん。難しくないと思いますよ」

 笑顔をみせ、運転席のドアを閉めた。残りの試合もファンとともに全力で戦っていく思いに変わりはない。(湯浅大 / Dai Yuasa)

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