大谷翔平が「成し遂げた！」 史上初“43-43”を米メディア一斉速報「歴史が作られている」

ダイヤモンドバックス戦に出場したドジャース・大谷翔平【写真：ロイター】

■敵地ダイヤモンドバックス戦で史上初の43-43達成

【MLB】Dバックス ー ドジャース（日本時間31日・アリゾナ）

“金字塔”に米メディアは大興奮だ。ドジャースの大谷翔平投手は30日（日本時間31日）、敵地で行われたダイヤモンドバックス戦の8回に今季43号本塁打を放った。この試合では43盗塁を決めており、史上初の「43本塁打＆43盗塁」に到達した。快挙に現地メディアも称賛の声を惜しまない。

　9-5で迎えた8回の第5打席にその時が来た。右腕ポール・シーウォルドの93マイル（約150キロ）の直球を強振。打球は左翼方向へぐんぐん伸び、左翼席へ着弾した。チェイスフィールドでは初アーチ。打球速度99マイル（約159.3キロ）、飛距離380フィート（約115.8メートル）、角度32度の一撃だった。

　この試合では2回の第2打席で、ギャレンから右肘付近に死球を受けて出塁。直後に今季43個目の盗塁を決め、「43-43」に“王手”をかけていた。42-42はアレックス・ロドリゲス以来の2人目の快挙だったが、43-43は史上初の偉業となった。

　米メディアも称賛の声を惜しまない。MLB公式は自社X（旧ツイッター）を更新し、「ただ一人だ！　ショウヘイ・オオタニは同一シーズンで43本塁打＆43盗塁を達成した史上初の選手だ」といえば、MLB公式のサラ・ラングス記者は「ショウヘイ・オオタニが43本塁打と43盗塁を達成した。43はシーズンで本塁打と盗塁の同時達成では最多の数字だ」。ドジャース公式Xも「歴史が作られている。史上初の43-43はショウヘイ・オオタニのものだ」と投稿した。

　リーグの本塁打王争いでは2位のマルセル・オズナ（ブレーブス）に6本差をつけた。8月11本目で、7戦4発の量産態勢となっている。シーズン43発は1956年デューク・スナイダー、2000年ゲイリー・シェフィールドに並んで球団歴代4位となった。（Full-Count編集部）