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鷹・甲斐拓也「これからなのかな」 FA権行使から17日も至らぬ決断…明かす複雑胸中

Full-Count / 2024年11月30日 15時58分

野球教室に参加したソフトバンク・甲斐拓也【写真:長濱幸治】

■30日に地元・大分で野球教室に参加…子どもとふれあい笑顔も

 国内FA権を行使しているソフトバンクの甲斐拓也捕手が30日、大分市で行われた野球教室「ベースボールキッズ2024」に参加した。イベント後に取材に応じ、複雑な胸中を明かした。

「本当に毎回同じになってしまい申し訳ないんですけど、(現状は)変わりなく。これから詰めていければいいと思っているので。周りがどうこうというより、自分の決断なので。まだ(決断の)段階までいけてない部分があるので、これからなのかな」と心境を吐露した。

さらに「12月に入って段階も踏むところもありますし、ホークスさんともまだ段階を踏めてないところがあるので。(決断の時期を)伸ばしたくはないですけど……」とも述べた。

 甲斐は「宣言残留」を認めているソフトバンク、獲得を目指す巨人との交渉をそれぞれ進めている。24日には巨人・阿部慎之助監督が獲得について前向きな発言をしたことを報道陣から問われ、「嬉しいですね」と話していた。この日の野球教室では子どもたちと触れ合い、笑顔も見せた。

「実際にパレードだったりファン感だったりで(残ってほしいと)言っていただいたファンや子どもたちの声はやっぱり響きますし。素直に嬉しく思います」。イベントなどで掛けられる声が心に響いていることも明かした。

 2010年育成ドラフト6位で入団。今季は119試合に出場して打率.256、5本塁打、43打点。代名詞の“甲斐キャノン”を武器に、2年ぶり7度目のゴールデン・グラブ賞に輝いた。

 今オフのFAを巡る動きとしては、阪神が29日に国内FA権を行使していた大山悠輔内野手の残留を発表。中日・木下拓哉捕手も宣言残留した。巨人の菅野智之投手、広島・九里亜蓮投手は海外FA権を行使し、来季のプレー先を模索している段階だ。甲斐のチームメート、石川柊太投手は複数の球団と交渉中。阪神の原口文仁内野手、楽天の茂木栄五郎内野手らもFA権を行使しており、動向に注目が高まっている。(Full-Count編集部)

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