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戦力外告げられたドラ1新人王 人的補償&育成から復活も…波瀾万丈の阪神2015年組

Full-Count / 2024年12月13日 17時52分

阪神時代の高山俊、オリックス時代の竹安大知、中日・板山祐太郎(左から)【写真:小林靖、荒川祐史】

■阪神の2015年ドラフト入団組がさまざまな人生を送っている

 阪神で今季フリーエージェント(FA)権を取得した原口文仁、大山悠輔、糸原健斗の3内野手、坂本誠志郎捕手の全4選手の阪神残留が確定した。宣言しないで残留した坂本は2015年ドラフト入団。明大から2位指名で現在に至るが、ここで同期入団選手の“現在”をまとめてみた。

 31歳の坂本は昨年キャリアハイの84試合に出場し「三井ゴールデン・グラブ賞」を受賞。チームの日本一にも貢献した。今季は64試合の出場で打率.223、12打点だった。

 この年の1位で入団したのは坂本と明大のチームメートだった高山俊外野手。1年目は打率.275、8本塁打、65打点で新人王に輝くなど躍動したが、同年の成績がキャリアハイ。2023年に1軍出場機会なしにおわると、戦力外通告を受けた。今季はイースタン・リーグに新規参入したオイシックスでプレーした。

 3位入団の竹安大知投手は2018年オフにFA加入した西勇輝投手の人的補償としてオリックスへ。2023年シーズンで戦力外となり引退した。4位入団の望月惇志投手は2021年から3年間1軍登板はなく、竹安と同じ2023年オフに戦力外となって引退した。

 帝京大からドラフト5位で入団した青柳晃洋投手は2021年、2022年にそれぞれ13勝を挙げ、今季は開幕投手も務めた。今オフはポスティングシステムを利用してメジャーリーグ移籍を目指している。

 6位の板山祐太郎外野手は2023年オフに戦力外となったが、中日に育成契約で入団。5月に支配下登録を勝ち取ると勝負強い打撃と外野だけでなく二塁手としても活躍。終盤に成績を落としたが、新天地でキャリアハイの65試合に出場し打率.236、3本塁打、13打点をマークした。(Full-Count編集部)

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