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燕・長岡秀樹は9200万円更改 倍増超えに「最大の評価」…初タイトルは「何回も諦めかけた」

Full-Count / 2024年12月20日 17時42分

契約更改交渉に臨んだヤクルト・長岡秀樹【写真:町田利衣】

■自身初の全試合出場は「こんなきついのかっていうシーズンでした」

 ヤクルトの長岡秀樹内野手が20日、都内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、4100万円から5100万円増の来季年俸9200万円で契約を更改した(金額は推定)。

 長岡はプロ5年目の今季、自身初となる全143試合に遊撃で出場して打率.288、6本塁打、58打点。163安打で自身初タイトルとなる最多安打に輝き、ベストナインにも選出された。

「ヤクルト球団として最大の評価をいただいたのでそういう話をいただきました。すごく満足していますし、来年も頑張ろうという気持ちです」と晴れやかな笑顔を浮かべた。1億円の大台には届かなかったが、「でも最大限の評価をしていただいたので、はい。言うことないです」と語った。

 また、球団に対しては「ユニホームの数を増やしてくれといいました。単純に着替える、1試合に使える枚数が決まっているんですけど、もうちょっとほしいなっていう。もう少し夏場はあってほしいなって思いながら」と異例の“お願い”をしたことも明かした。

 来季のタイトルへ向けては「今年できたから来年できる保証はないですし、またイチから気を引き締めてという感じです」。シーズン中には「何回も諦めかけていましたけど先輩の言葉だったり、ここでとらないと一生とれないかもしれないし、こんなチャンスなかなかないので今年絶対とりきろうという気持ちになれた。取り切れたので良かったなと思います」と振り返った。

「初めて全試合出場して毎日スタメンでこんなきついのかっていうシーズンでしたし、これを何年も何年もやっている先輩方って本当にすごいなと思ったので、もっとそういう選手になれるようにこのオフから頑張りたいなと思いました」

 色紙には「勝」と記した。「優勝するっていうこともそうですし、僕自身まだ立場が確立されている選手ではないので、またイチからチーム内の競争に勝つだったり、弱い自分に負けないように自分に勝つっていうのもあります」。大きな成長を遂げた23歳だが、FAで楽天から茂木栄五郎内野手も加入した。内野争いは熾烈を極めるだけに、来季に向けてさらなる飛躍を誓った。(Full-Count編集部)

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