【MLB】大谷新人王で続く激論 NYファンに“手のひら返し”記者「弱小相手に…」

Full-Count / 2018年11月15日 21時8分

エンゼルス・大谷翔平【写真:AP】

■米ヤフー・スポーツのパッサン記者が不満を漏らすヤ軍ファンを次々と論破

 ア・リーグの「ルーキー・オブ・ザ・イヤー」を受賞したエンゼルスの大谷翔平投手。日本人史上4人目の快挙を達成したが、この全米野球記者協会の選出を巡っては“落選”したミゲル・アンドゥハー内野手の所属するヤンキースのファンから不満が噴出。ヤンキースファンと名物コラムニストが繰り広げている論戦はヒートアップの一途を辿り、波紋は広がり続けている。

 全米記者協会の記者30人のうち25人が1位に大谷を選出。その中で投票権を持つ1人が米ヤフー・スポーツのジェフ・パッサン記者だ。オープン戦で防御率27.00、打率.125と苦しんだ大谷を「高校生レベルのバッティング」と酷評しながら、開幕後の大爆発で“公開謝罪”して話題となった名物記者は、新人王発表後に自らの投票内容をツイッターで公開。1位が大谷、2位がアンドゥハー、3位がレイズのジョーイ・ウェンドル内野手。「オオタニが成し遂げたことは歴史的だ。正当な勝者」と大谷を絶賛したが、ヤンキースファンからの“クレーム”のコメントが殺到し“場外戦”に発展していた。

「この結末は特別に声高なヤンキースファンを満足させるものではなかった。アンドゥハーが受賞にふさわしいと主張していたが、彼はふさわしくない」とアンドゥハーとヤンキースファンを一刀両断にしたパッサン氏。だが、ヤンキースファンはこれに諦めることなく「マツイは記者たちにルーキーとみなされていなかったのに、なぜオオタニが?」と噛みついた。

 日本で実績豊富だったヤンキースの松井秀喜元外野手は2003年に打率.287、16本塁打、106打点と活躍しながら新人王を獲得できなかった。その経緯や捕手のサンチェスが2016年に新人王を逃した経緯から、ヤンキースへの嫌がらせを主張するファンに対して、同氏は「27回も優勝しているチームに対する陰謀説に説得力を持たせるため、昔ながらの愚痴を正当化したいという欲望はただただ終わりがない栄誉だ」とツイートし、キツい皮肉で対抗した。

■アンドゥハーの打撃成績を示し「強豪相手に苦しんだ」

 さらに、パッサン氏は「ショウヘイ・オオタニが新人王にふさわしくないと、想像しうる最悪の議論を生み出し、私を標的にするヤンキースのファンたちに、私から最大級の感謝を送らせてほしい。時に、あなた方が私の仕事に楽しみを与えてくれる。最高の気分にさせてくれる。今日は両方の気持ちを味合わせてくれた」とツイートし、ヤフー・スポーツ内での特集を例示してアンドゥハーの“ある”弱点を厳しく指摘した。

 それは強豪チームと対戦した際の打撃成績。今季プレーオフに出場した球団を相手にした39試合で、アンドゥハーは156打席で打率.243、3本塁打9打点、出塁率.282、長打率.365と厳しい数字だったことを示し「事実、彼のこの打撃成績はアデイニー・エチャバリアとほとんど同じだ。エチャバリアはアンドゥハーの守備固め要員なのだ」としている。

 本来ショートのエチャバリアだが、守備に難のあるアンドゥハーの代わりに守備固めとして試合の終盤に起用され、プレーオフでは先発していた。このエチャバリアの今季成績は打率.247、出塁率.279、長打率.345。強豪を相手にした際のアンドゥハーと大差はなく、パッサン氏は「事実、彼の打撃成績は、ミゲル・アンドゥハーが弱小チーム相手に積み上げ、強豪相手に苦しんだ数字とほとんど同じだ」と分析した。

「負け越したチームから新人王とMVPは選ぶべきではない」と主張するヤ軍ファンに対しても「チーム全体として残した成績は、個人タイトルとは全く無関係であるべきだ。難しくないだろう、我が友よ」と毅然と反論。このほかにも、諦めのつかないヤンキースファンからのクレームを次々に論破していたパッサン記者であった。(Full-Count編集部)

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