【MLB】イチローへの思いを“愛弟子”が吐露 ゴードン、15年は「彼を頼りに」首位打者獲得

Full-Count / 2019年3月25日 7時5分

現役引退を表明したマリナーズ・イチロー【写真:AP】

■シアトルでのファン感謝イベントで同僚たちが思い明かす「最後になってほしくなかった」

 マリナーズは23日(日本時間24日)、本拠地T-モバイルパークでファン感謝イベントを行った。MLB公式サイトでは、その中でマリナーズの選手たちが、引退したイチロー外野手について思いを吐露する場面の動画を公開。マーリンズ時代からの“愛弟子”であるディー・ゴードン内野手は「最後になってほしくなかった」と改めて心境を明かした。

 イチローは日本開幕シリーズの21日アスレチックス戦(東京D)を最後に現役を引退。8回の守備にいったんついた後、交代を告げられると、ダグアウト前で迎えたマリナーズの選手やスタッフと抱擁し、グラウンドを後にした。

 この感動的なシーンで、イチローと抱き合った後に人目をはばからず涙を流したのがゴードン。マーリンズ時代から背番号51を“師”と仰ぎ、昨季共にマリナーズに移籍してからは常に近くを離れることがなかった。それだけに、選手としての“別れ”は辛いものとなったようだ。

「はっきり言って、最後になってほしくなかった。この5年間、毎日、彼と一緒にいたから。とても特別なシーンだった」

 こう明かし、首位打者に輝いた2015年について回顧。「(イチローから学んだことは)たくさんあった。たくさん。首位打者を受賞した2015年、僕は彼を頼りにした」。イチローの助けもあってタイトルを獲ることができたと明かしている。

■日本でイチローの人気に驚きも「国の全ての人がイチローを愛している」

 また、多くの選手にとって、イチローが最後を飾った日本開幕シリーズは特別なものになったという。

 打線を牽引するミッチ・ハニガー外野手は「とても感情的になった。正直に言うと、これまでグラウンド上で感情的になったことはなかったんだけど。イチローがベンチに下がり、そのキャリアを終えるところを見ることはとても耐えがたかった。マリナーズのユニホームを着て終えることは最高だったと思う」と明かす。イチローの引退については事前に「何も知らなかった」といい、「だからある意味ショックだった。それが公式に発表されて。試合の後にロッカールームで伝えられた時、とても感情的になった。僕は彼とグラウンドを共にできて、とてもラッキーだ。人として、選手として学んだことはずっと素晴らしいものであり続けるだろう」と話している。

 今季からマリナーズに加入した強打者のジェイ・ブルース外野手も、チームメートとして過ごしたのはわずか1か月程度ながら、イチローに魅了された様子。日本のファンの“イチロー愛”にも驚きを隠せなかった。

「信じられないほどすごかった。彼以上に愛されている人はいないと思う。特にシアトルでは。彼がここで成し遂げた歴史があるからね。彼の故郷(日本)に行き、ファンが毎晩見せた彼に対する崇敬はあまりにも強烈だったよ。国の全ての人がイチローを愛しているんだ。彼を嫌いな人は誰もいない。それは本当に信じられないほどすごいことだ」

 ファンからも選手からも愛されたイチロー。世界最高の4367本のヒットを刻んだ安打製造機の伝説的な“引き際”は、いつまでも語り継がれることになりそうだ。(Full-Count編集部)

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