Google Glassを「スカウター」に限りなく近づける驚異のアプリ

FUTURUS / 2014年8月31日 14時30分

20世紀の時点では、「将来はこんなことが可能になるかもしれない」という夢物語の基礎研究のような段階だったものが、近年のテクノロジーの進化によって次々と実現している。

それも急速に。

このアプリも、そんなことを感じさせるもののひとつかもしれない。機械が感情を読み取ってしまうのだ。

Google Glassに感情を表示する

これはGoogle Glass用のアプリで、発表したのは、ドイツのFraunhofer IISという研究機関だ。Google Glassのカメラでひとの表情を読み取り、それを分析して感情を検知するという。

検知した感情データは、Google Glassの画面にリアルタイムでグラフ表示される。まさに漫画「ドラゴンボール」に出てくる「スカウター」のような感覚だ。いちおうプライバシーの観点から、画像がデバイスに残ることはないという。

年齢や性別も表示できる

なお、検知するのは感情だけでなく、年齢(あるていどの幅で)や性別も推測することができる。それらの機能からは、インタラクティブなゲームへの応用や、マーケットリサーチなどへの応用も期待できるという。

感情がこのように定量的に検知されてしまうのは薄気味悪さも覚えるが、基本的には表情を読み取るわけだから、ふつうのひとなら大体読み取れる感情を、機械が表示してくれるというもので、顔で笑って心で泣いているひとの心の中まで探れるようなものではなさそうだ。

障害があるひとの手助けに

とはいえ、このアプリは自閉症のように感情を表現することが苦手なひとのコミュニケーションを手助けすることも期待される。また、視覚障害があるひとが、まわりにいるひとの情報を得たい場合にも有用だ。その場合は画面表示ではなく音声でも情報が得られるようにするソフトも考えられている。

Google Glassはまだ一般に普及していないデバイスだが、今後さらに新たな活用法が出てくる可能性がある。なかには、現時点では想像もできなかった用途のものが出てくるかもしれない。

実際に検知、表示される様子は、下の動画でご覧になっていただきたい。

*出典:Fraunhofer IIS -A visionary world premier: Fraunhofer IIS presents world’s first emotion detection app on Google Glass-

FUTURUS

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