拡張現実を活用した次世代すぎる作業ヘルメットがまもなく発売

FUTURUS / 2014年9月10日 11時55分

iPhoneやAndroidのAR(拡張現実)アプリの開発を行っている米Daqri社が、9月6日に業務用HUD(ヘッドアップディスプレイ)の「Smart Helmet」を発表した。

「Smart Helmet」に搭載された複数のカメラやセンサーが、作業者の周辺の状況を認識し、目の前の機器の操作方法や現場のルート案内などを行う。

「Smart Helmet」は工場などの作業現場での働き方を変えるだろうか。

■ 現実の作業を拡張現実でサポートするヘルメット

Daqri社の「Smart Helmet」は普通のヘルメット(安全帽)よりも近未来的な外観をもっている。

Daqri社が「Intellitrack」と名付けた追跡技術によって、「Smart Helmet」に搭載されたカメラやセンサーが収集したデータから、作業者に必要なアドバイスを拡張現実として表示してみせる。これは現実の空間である3Dに情報が加わっているので「4D」と呼ばれている。

拡張現実は「Smart Helmet」のHUD(ヘッドアップディスプレイ)に表示されるため、現実に目の前にある装置や計器類、あるいは風景に重ねて表示される。

例えば、計器を見ていればメモリに正常な値の範囲を示すグラフィックが重なって表示されたり、複雑そうな装置があれば、操作方法のマニュアルが表示される。あるいは工場内で行くべき方向のルートが表示されるなどだ。

また、作業者が正しい操作をしたかどうか、あるいは装置が正しい状態に設置されたかどうかの記録もされる。

さらに「Smart Helmet」は、ウェアラブル端末、例えばスマートウォッチなどと連動することもできるという。


■ Googleも取り組み始めた業務用4Dという分野

「Smart Helmet」を開発したDaqri社は、これまでにもAR(拡張現実)を表示するソフトウェアを開発・販売してきた企業だ。

同社が「Smart Helmet」の目標としていることは、作業者に作業内容をビジュアル化することであり、作業を実行させることであり、危険が近付けば警告できることだという。

このような業務用4D技術については、米Google社もGoogle Glassで実現すべく、「Glass at Work」プロジェクトとして取り組んでいるため、新しい分野としての展開を見せる可能性がある。

なお、「Smart Helmet」の発売は10月になる予定だ。

*画像出典:DAQRI Smart Helmet

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