自転車乗りの水分補給にエコすぎるイノベーション

FUTURUS / 2014年11月3日 17時30分

この地球上では、約20億人が水不足で困っているという。全世界の人口の約40%だ。水不足に悩む人口は今後も増えると予想されており、いかに効率よく飲料水を確保するかというのは、重要な問題となっている。

「Fontus」は、そんな水不足問題を解決できるかもしれない画期的なプロダクトだ。なんと、大気中に含まれる水蒸気から飲料水を作り出すというもの。

Fontusは、オーストラリアの工業デザイナー、KIRSTOF RETEZAR氏のプロダクト。自転車に取り付けて使用し、約1時間走ると500mlの飲料水が生成される。

水蒸気から水を生成するには、一度空気を冷却する必要があるが、Fortusではペルチェ素子を利用。パソコンのCPUを冷却する際にも用いられることがあるので、ご存じの方もいるだろう。

自転車にFortunsを取り付けて走ると、空気が取り込まれる。そして内部で空気を冷やし、水だけを分離してボトルに貯めていくのだ。必要な電力は太陽光発電でまかなう仕組みとなっている。

水不足で困っている地域での使用はもちろんのこと、サイクリングのお供にもいいだろう。また、災害時などの飲料水確保のためのデバイスとしても期待できる。

自宅での太陽光発電が一般化している今、このままFortusが進化して、自分たちで水を生成できるようになれば、電気と水という重要なライフラインを自分たちでまかなえるようになる。

あと数十年後の世界は、電気も水も自分たちで作ることが当たり前になっているかもしれない。

*参考:Fontus | James Dyson Award

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