世界初!洋上で水素を生産する技術が開発される

FUTURUS / 2014年11月8日 16時30分

CO2を排出しないクリーンエネルギーとして最近注目を浴びている水素を、洋上浮体施設で製造する技術を、三菱重工業と千代田化工建設が共同開発し話題となっている。

水素は、特にクルマの分野で注目度が高い。

水素と酸素の化学反応を利用して電気をつくる燃料電池を搭載したFCVを、トヨタやホンダが2015年に販売開始予定など、ガソリンに変わる新世代燃料として期待されているからだ。

今回発表された洋上浮体施設は、H2/CO2-PPS0と呼ばれるもの。海底油田から原油を生産する際に発生する随伴ガスを、水素ガスと炭酸ガスに変えて取り出す事が可能だ。

水素ガスは、さらに「有機ハイドライド法」という新技術で、メチルシクロヘキサンという液体に変換、常温・常圧の状態で貯蔵・輸送することができる。

すこし説明が難しくなったが、要は海底油田で石油採取と同時に水素製造が可能になるということ。また、水素を液化できるため、ケミカルタンカーなど既存の輸送船で運搬できるのもメリット。低コストかつ効率的な水素の供給が可能になる、という事だ。

この施設の建設が実現すれば、まずは供給面で世界初の新しい試みが行われることになる。水素を利用したFCVに関しては、水素ステーションの増設などインフラの整備も課題だが、注目度はかなり高い。

今後も動向に注目していきたい技術だ。

*参考:三菱重工|世界初 H2/CO2-FPSOの開発を完了、日本海事協会の設計基本承認(AIP)を取得

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