これは意外!一輪車は「あれ」が無い方が乗りやすい

FUTURUS / 2014年11月7日 12時51分

この次世代の一輪車に乗っている姿を見たとき、サーカスの玉乗りを連想してしまった。

なぜか? この一輪車には、よく見るとそこに「あるべきもの」が無いからだ。

最近では子供達が一輪車を自在に操っている姿を見るが、一輪車の習得は子供達にとってもかなり難しい。

それが一輪車に縁が無かったまま大人になった世代にはさらに難しいだろう。

しかし一輪車から「あるべきもの」を無くしてしまうと、難易度が下がると言うから不思議だ。

■ 次世代一輪車の3つの特徴

この「Lunicycle」という一輪車は現在クラウドファンディングのkickstarterで資金調達中だが、本稿を執筆している時点では既に目標額の2倍近い資金調達に成功している人気製品だ。

その人気の訳は、「Lunicycle」が通常の一輪車とはいくつかの点で異なっているからだろう。

まず一つ目は、ペダルの上方にレッグ・パッドと呼ばれるふくらはぎ部分を固定して安定させる器具が付いていることだ。このレッグ・パッドのおかげで、「Lunicycle」のバランスが取りやすくなるのだという。

次の特徴は最大の特徴だが、一輪車にあるべき「あれ」が無いということだ。つまり、サドルだ。

え? と驚かれる方もいると思うが、ここが「Lunicycle」開発者の発想が並ではないところで、実はサドルが無いと、サドルのコントロールに気を遣わない分、却って一輪車は乗りやすくなるというのだ。

こればかりは実際に試してみないと確信が持てないのだが、確かに想像してみると、一輪車の難しさには、サドルの存在が影響していそうな気がしてくる。

サドルがなければその分、自分のバランスを取ることに集中でき、歩く感覚に近づけるような気がする。

実際、「Lunicycle」の習得は通常の一輪車の習得よりかなり楽だという。

そして最後の特徴は、一見気付かないところに工夫が施されている。

実は「Lunicycle」の車輪は、正円形ではないのだ。僅かに楕円形になっている。

実は一輪車の正円形の車輪には、漕ぐ力を入れにくいデッドゾーンがある。それは脚が12時位置と6時位置に来た状態だ。

ところが車輪を楕円形にすると、このデッドゾーンが回避でき、漕ぎやすくなるのだ。

以上の3つの特徴によって、「Lunicycle」は通常の一輪車よりも習得しやすくなっている。

■ 全身のエクササイズになりそうなバランス感覚

「Lunicycle」の習得は数時間、早ければ数分だというから、乗れるまでに何日もかかる通常の一輪車に比べればかなり習得までの時間が短い。

しかも興味深いのは、「Lunicycle」を習得すると、通常の一輪車の習得も早まるらしいということだ。サドルのバランスという難関を後回しにできるからだろうか。

しかし「Lunicycle」はやはり一輪車であることにかわりはなく、バランスを取るためには、自然と全身の筋肉を働かせることになるだろう。

早めに楽しみながら運動できるという意味では、従来の一輪車よりも優れていると言えるのかもしれない。

*画像出典:Lunicycle: The Unicycle for Everyone by Inventist | Kickstarter

FUTURUS

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