紙のようにペラペラなLEDを3Dプリンターで印刷

FUTURUS / 2014年12月11日 12時1分

以前、FUTURUSでLEDを3Dプリンターで出力する研究が行われていることを紹介した。

「LEDから人間の耳まで、3Dプリンターが創造する未来」

それからまだ日が経っていないが、同じくLEDを3Dプリンターで出力する技術が開発中であるとの情報をキャッチしたので紹介したい。

なんと、3Dプリンターから、紙のように薄くて柔軟なLEDを出力するというのだ。

この技術が普及すれば、我々は照明器具を取り付けたりぶら下げたりするのでは無く、「貼り付ける」ことができるようになる。

■ 3Dプリンターで出力できるぺらぺらなLED

その紙のようなLEDを出力する技術を開発しているのは、米国アイダホ州コー・ダリーンとテキサス州オースチンに拠点を持つRohinni社というスタートアップ企業だ。

現在開発しているのは、世界で最も薄っぺらなLEDだという。

そのLEDは曲げることもでき、プリンターから出力されるので、まさに紙のようであるため、「LightPaper」と名付けられた。

「Lightpaper」が出力できる仕組みは、赤血球と同じくらいの大きさのダイオードを混ぜたインクを、導電性の有る薄いシートの間に挟み込んで3Dプリンターで出力するというものだ。

この薄い導電性のシートに電流を流せば、間に印刷されたダイオードが発光する。

そして薄いだけでも用途が広がるが、さらに柔軟であるという特性によって用途が広がりそうだ。

モバイル機器の様な小型の電子端末や自動車のロゴや装飾部分、壁自体を照明器具にすることもできるだろう。

あるいは布のような素材にも装飾として照明を利用できるので、筆者としては傘や服などの模様に使えれば雨や夜の安全対策にも使えるのではないかと提案したい。

ただ、まだ現時点では平面全体が均一に発光しないため、ダイオードをより正確に配置するという課題に取り組んでいるところだという。

それでも2015年中には発売する見込みだと言うから、製品の完成はそれほど先の話では無い。

■ 照明のあり方を変える可能性

Rohinni社の開発で注目したいのは、この「Lightpaper」が3Dプリンターとインクさえ用意できれば、誰にでも出力できる様になる可能性を示している点だ。

そのうち、ファッションデザイナーやイラストレーターたちも気軽に照明をデザインに取り込み始めるようになるかもしれない。

「Lightpaper」はもしかすると、照明のあり方やフレキシブルディスプレイのあり方を変えてしまう可能性も秘めているのではないだろうか。

照明をぺたぺたと貼り付けたり、自由なデザインで描いたりできる時代が近付いている。

*画像出典:Rohinni

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