美味しい?3Dプリンターで食べ物を作ってみる

FUTURUS / 2014年12月14日 13時30分

これまでFUTURUSでは、3Dプリンターに関する記事を多数掲載してきた。金属、移植用の皮膚、建築用コンクリート部材、薄いLEDなどなど、3Dプリンターで出力できるものは多岐に渡る。

そして、とうとう食料までも3Dプリンターで出力できるようになった。もはや3Dプリンターは、人間の本能の領域まで進出してきたのだ。

NASAは、6ヶ月125,000ドルで食料が出力できる3Dプリンターへ投資。食料3Dプリンターの開発にあたるのは「Systems & Materials Research Corporation」だ。

NASAの狙いは、宇宙船に食料3Dプリンターを搭載し、宇宙空間でさまざまな食べものを作り出すことにある。あらかじめ決まった量の食料しか持ち出せない宇宙空間にこれがあれば、宇宙での単調な食事が楽しいものに変わる可能性がある。

すでにピザを出力できる3Dプリンターは、昨年のSXSWで公開されている。もしかしたら、宇宙船の中でピザが食べられる日が来るのかもしれない。

■ データをダウンロードするだけで料理ができる

3Dプリンターで出力するには、元となる形状データが必要だ。これは、インターネットからオープンソースのレシピデータ(CADデータ)をダウンロードすることになる。すでにオープンソースのRepRap 3D printerがプロトタイプを開発中。データさえ手に入れることができれば、さまざまな食料の出力が可能。

もはや料理本などを見る必要はなく、インターネットでレシピデータをダウンロードするだけで、食べたいものが手に入るようになる。昔マンガで見た、食事が出てくる機械に一歩近づいた感じがする。

3Dプリンターで食料を出力するには、材料が必要だ。この材料に関しての開発も進んでいる。ドイツのTNO Reserchでは、すでに複数の素材を用いた3Dプリンター用の食料ベースの粉末を開発中。3Dプリンター、レシピ、材料が揃えば、食べ物を3Dプリンターで作る世界は実現されるはずだ。

■ 料理ができない人でもお手軽クッキング

現時点では、長期に渡る宇宙船での使用を前提に開発が進んでいるが、将来的には家庭用も発売されるかもしれない。そうなれば、家庭のキッチンも変わるだろう。料

理本やタブレットでレシピデータを見ながら料理をするということはなくなり、作りたい料理のデータをダウンロードして、あとは3Dプリンターにお任せ。料理が苦手な人や、料理を作ることが困難な人でも、食べたいものを手軽に作れる時代が来るかもしれない。

*参考:NASA grant to fund 3D-printed food system prototype – SlashGear、The audacious plan to end hunger with 3-D printed food – Quartz

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