2015年に注目すべき身近なロボットたち5選

FUTURUS / 2014年12月16日 12時30分

ソフトバンクが2015年2月に発売を予定しているのがPepper(ペッパー)。感情認識機能を搭載し、人とのコミュニケーションができるというのが話題のヒューマノイドロボットだ。

発売間近のPepperだが、最近お笑いにも挑戦することを発表。ピン芸人日本一を決めるコンテストR-1ぐらんぷり2015」(関西テレビ・フジテレビ系)に出場するという。

Pepperの頭脳は、WiFiで繫がったクラウド上のデータセンター。と言うことは、「コンピュータ」vs「お笑いのプロ」の戦いとなる。学習機能ももつというPepperに軍配は上がるのか?

■ 2億円超を集めた家庭用ロボJIBOが11月発売

クラウドファンディングサイトの「INDIGOGO(インディゴーゴー)」で、2014年9月に228万7,609ドル(約2億5,200万円)もの出資金を集めて話題なったのがJIBO(ジーボ)。「世界初の家庭用ロボット」がキャッチフレーズで、発売開始は2015年11月の予定だ。

ソフトバンクのPepperと同じく、「家庭用」を売りにするJIBO。親たちは家の電気を点けたり家庭行事の管理などを、子供は遊び相手としておしゃべりしたり一緒にお勉強したり等々。ツールキットでカスタマイズもでき、デベロッパーが開発したアプリはジーボ・ストアで販売もできる。

価格は499ドル(約5万5,000円)。Pepperの19万8,000円(税別)よりかなり格安だ。

日米でそれぞれ販売される「家庭用ロボット」。実際の性能や使い勝手の違いなどが、今から気になるところだ。

■ 「映像ロボ」で新しいホームエンターテイメントを

もうひとつ家庭用ロボットの話題。元グーグルのプロダクトマネージャー、ピエール・ルーボー氏が開発した「KEECKER(キーカー)」も、2015年の発売が予定されている。

高解像プロジェクターや複数のスピーカーなどを備えたこのロボットは、家中のどこででも、好きな映画やテレビが見られて、インターネットやゲームが楽しめるのが魅力だ。

センサーからのデータなどで家具などを検知し、衝突せずにどこにでも移動が可能。音声や音楽なども360度サラウンドで楽しめ、留守中は内蔵カメラで家の監視もできるという。

AndroidやiOSを搭載し、操作はスマートフォンやタブレットなどでおこなう。全てワイヤレスだ。

開発者いわく、「(個人向けの)iPodのホーム版のようなもの。だからiではなく“home”pod」だというこのロボット。価格は5,000ドル(約5万5,000円)程度だそうだ。

■ 人の動きをサポートする「パワーアシストスーツ」も登場

日本のベンチャー企業「アクティブリンク」が開発、ロボット技術を投入したパワーアシストスーツも2015年度の発売が予定されている。

本サイトでも以前紹介したこのスーツは、着脱が簡単なリュック型で、重量物を持ち上げるときにモーターを使い上体を引き上げて腰の負担をサポートする、というものだ。

人手不足や高齢化などによる建設業や運送業などへの影響、老人や身障者などの介護といった諸問題への解決の糸口となりそうなこの装置。同社では、2015年に1,000台の出荷を目指している。


■ Amazon、倉庫ロボットの次は配達用ドローン!?

12月1日に、米Amazonが公開した「第8世代」と呼ばれる最先端の物流センター。これも以前本サイトでも紹介したが、多数のロボットが配送用荷物を運ぶその模様は、まるでSF映画などに出てくる宇宙物流センターだ。

一説によれば「一日に20km以上歩く」と言われ、過酷な労働環境で有名なのが従来のAmazon物流センターだ。加えて、クリスマスなど繁忙期では人手不足になり、人件費がかさんでいるのも課題だった。

それら諸問題に対応したのがこれらロボットたち(動画参照)。製造は、同社が2012年に買収したロボット企業Kiva systemだ。

「人の代わりにロボット」というAmazonの方針は、将来的に配達にも及ぶ。それは、ドローンの採用。同社が2013年末に発表した「Amazon Prime Air」の導入だ。

まだ導入時期は明らかではないが、映像が発表されていることも考慮すると、2015年中か2016年頃に登場する可能性もある。

配達用ドローンは、2014年8月に米Googleでも「Google X Project Wing(グーグルXプロジェクトウイング)」を発表している。

こういった“働く”ロボットたちの導入が、人の「労働」にこれからどう影響してくるのか? 今後も動向を見守りたい。


以上、2015年に注目したい「身近なロボット」たちを中心にピックアップしてみた。

現在、ロボットの開発は、ヒューマノイドに産業用、災害対策用、医療や介護用など多岐にわたり、技術の進歩もめまぐるしい。

2015年には、もっと様々なロボットの話題が出てくるだろう。どんなロボたちに出会えるのか? 今から楽しみだ。

*参考:pepper登場!、JIBO、KEECKER、アクティブリンク、Amazon Prime Air

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