2015年に注目したいドローン業界の動き5選

FUTURUS / 2014年12月22日 11時1分

2014年はドローンの話題の多い年だった。年末には遂に手のひらサイズのものが紹介されるなど、この1年間で大いに進化したように思える。

テレビのニュース映像などでもドローンを使った新しい視点の映像が見られるようになった。2015年もドローンの発展は続くとみられるが、今から注目しておきたい来年のドローン業界の動きを5つ、紹介しよう。


■ 1:セルカ棒に代わるものとして

2014年にヒットしたものといえばセルカ棒。自撮り用一脚で、伸ばして使うことでこれまで入らなかった自分自身の全景や背景を一緒に撮ることができ、アジアで大ヒットした商品だ。このマルチコプター版が開発中だ。

Nixieは腕に巻きつけられる小型クワッドコプターで、一旦飛ばせば自分を常に撮影してくれるという自分撮り専用。将来あちこちの観光地で小型クワッドコプターを見るようになるかもしれない(参考:NIXIE — The first wearable camera that can fly )。

■ 2:水陸両用タイプも登場か

日本でマルチコプターを飛ばせる場所は少ない。安全性を考えると水面、川や海の上しかないが、どうしても機体ロストの不安は避けられず、完全防水・水陸両用タイプのマルチコプターの出現が待たれていた。

HexH2Oは安定した撮影が可能なジンバル装備として世界初の完全防水タイプの水陸両用ヘキサコプター。ローターが6つあるためトラブルに強く、水面からの離水・着水も可能だ。ウォーターシーンの撮影に威力を発揮するだろう。こちらは近日発売予定(参考:Waterproof Multirotors. Fly in the rain or over water with the QuadH2o and HexH2o )。

■ 3:国産ドローンも

千葉大学野波教授が立ち上げたベンチャー企業「自律制御システム研究所」では国産ドローン「ミニサイベイヤー」の開発が進んでいる。飛行精度や安定性など名前のとおり自律制御を得意とする。室内でGPSを利用しない安定飛行デモは以下の動画で見られる。

人口密度が高い日本ではそれにともない建造物も集中している。その中を縫うように飛行するにはこのような高い技術が必要で、要注目である(参考:Mini-Surveyor Consortium )。

■ 4:業務、極限環境での利用

安定した飛行が可能なドローンであれば、危険な場所や人間の立ち入ることのできないところへ入ることも可能だ。例えば高圧電線や橋梁の安全確認、噴火する火山の映像や、放射線汚染された地域、建物内部などでの利用だ。実際、現場で段階的に導入されており、2015年はますます増えそうだ。

一方で、広島はつかいち大橋の橋桁点検作業を行っていたマルチコプターが突風に煽られ歩道に墜落、煙をあげ消防が消火活動にあたる事故があったばかりで、より一層の安全確保が迫られている。

■ 5:アメリカ、法規制の動き

アメリカではドローン活用に積極的なのと同時に法規制の動きも広がっている。AmazonやGoogle、Facebookといった企業がドローンを使った配送やWiFiサービスを計画しているが、アメリカ連邦航空局(FAA)は商用飛行は届け出制、操縦者は免許制といった規制をすすめる。日本国内もこの動きに追随するかもしれない(参考:商用無人機に免許義務付け、米FAAが規制へ 飛行は日中のみ – WSJ , Unmanned Aircraft Systems )。

軍事利用の側面からはドローン専用飛行場が建設されるなど、ますます空はドローン活躍の場となりそうだ(参考:Army Builds Airport Just For Drones | Popular Science )。

軍用から民間への転用はよくあることで、将来民間ドローン飛行場が建設されてドローンが飛び回る時代がくるのだろうか。2015年もドローンから目が離せない。

*1枚目の画像:marekuliasz / Shutterstock.com

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