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さらなる研究は続く~昨年話題となった『アイドルとヲタク大研究読本』の続編が登場 ネット上でも話題に

ガジェット通信 / 2017年1月13日 6時30分

ちょっと異色のアイドル本『アイドルとヲタク大研究読本』

昨年、アイドルとファンの関係性を考える上で話題となった本がある。タイトルは『アイドルとヲタク大研究読本』

発売された昨年の5月は、ちょうど音楽活動をしていた女子大生がファンに刺されるという事件があったタイミングだけに、“タレントとファンの距離感”を考える上でも貴重な一冊となった。

もちろん、内容はそんなに重いものではない。

ファンとの関係を大切にしているアイドルへのインタビュー、ヲタクのタイプ分析、アイドルの座談会など、少しでもアイドルに興味のある人であれば十分に楽しめる内容であった。

いよいよ続編登場

そして、その本の続編とも言える『アイドルとヲタク大研究読本イエッタイガー』が、1月9日のベボガ!(虹のコンキスタドール黄組)ワンマンライブで先行発売されたので、レビューしたい。

本書の案内役となっているのは、前作に続き、Twitterのアイドルイラストでも有名なぺろりん先生こと、ベボガ!(虹のコンキスタドール黄組)の鹿目凛。他アイドルへのインタビューの他、全編にわたり配されているイラストを担当している。

アイドルへのインタビューも多数掲載

まずは、今話題となっているアイドルへのインタビューだ。

ヲタク系アイドルとしてブレイクした、でんぱ組inc.の夢眠ねむをはじめ、アイドルネッサンス、まねきケチャ、チームしゃちほこなどのメンバーにそれぞれのファンとの距離感をテーマに語ってもらっている。

そこで語られる思いは様々だ。

「ファンとの間には確かな距離感が必要」と考える人もいれば、「ファンは友達のようなもの」と話す人もいる。

しかし、この多様性こそがアイドルの魅力ではないだろうか。

もちろん、ルックスも音楽性も相性というものはあるだろう、それとともに、心地よい距離感を感じられるアイドルにひかれるのもまた確かだと思う。

その他の見所は?

インタビューに続いて書かれているのは『現代ヲタク用語の基礎知識』。主にアイドル現場で使われる用語を、事典形式にまとめたもので、その見出し数は300を超える。

これからアイドルの現場に行こうという人が、知識を得るためのに使ってもいいだろうが、普通に読み物として読んでも十分に面白い。

続いては、ぺろりん先生のイラストギャラリー

これまでに発表してきたカラーイラストの他、ライブ会場などでのアイドルとヲタクの関係を描いた4コマ風マンガなどは、実際のアイドルならではの視点で描かれており、見ていて苦笑させられることもしばしばだ。

今回の新たな記事としては、『最前管理組合』や『アイドルと恋愛禁止』などを法律の面から検証する『アイドルとヲタクと法律』や、今話題となっている『美少女アイドル』を取り上げたグラビアページなどがあり、前作よりもさらにパワーアップしている。

全体として硬軟とりそろえた構成で、実に読み応えがあったが、最終的には読んでいる私たち自身が“最適な距離感”を見いだし、楽しんでいくことが大切ではないかと感じた。

何よりも、アイドルとアイドル好きによる、アイドルとアイドル好きのための一冊である点が一番のポイントであると思う。

■アイドルとヲタク大研究読本イエッタイガー

 株式会社カンゼンより1月23日全国発売

 Amazonの予約者特典として、ヲタクすごろくポスターが付く。

※画像は、アイドルとヲタク大研究読本公式Twitter(@idoltootaku)より許可を得て掲載

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(執筆者: プレヤード) ※あなたもガジェット通信で文章を執筆してみませんか

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