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『ハリー・ポッター』の貴重な前日譚が盗難被害に遭い、州警察がファンに助けを求める

ガジェット通信 / 2017年5月16日 8時0分

『ハリー・ポッター』シリーズの作者J・K・ローリングとイギリスのウェスト・ミッドランズ州警察は、盗難被害にあった同シリーズのタイトル未定の前日譚の物語を見つけるため、ファンに協力を求めている。

2008年、ローリングはチャリティオークションに出品するために、A5サイズのポストカードの両面に約800ワードのストーリーを手書きした。報告書によると、4月13日から24日までのある時点で、その原稿がバーミンガムのキングス・ヒースにある物件から、宝飾品と一緒に盗まれたという。ウェスト・ミッドランズ州警察は、同シリーズの熱烈なファン層を活用して、窃盗犯を見つけることができるかもしれないということに気づき、ツイッターで呼びかけをおこなった。

「この貴重な作品を買うのは、真のハリー・ポッターファンに違いない」と、ポール・ジョーンシー捜査官はNBCニュースに語った。ジョーンシー捜査官は、「このツイートを見ている皆さん、作品の購入を持ち掛けられたら警察に連絡するようにお願いします」とコメントした。

ローリングもツイッター上で「もし作品の購入を持ち掛けられたとしても、買わないでください。この作品は、@englishpen(世界的な作家のための協会組織、PEN International)のオークションに出品されたもので、作品の所有者は、入札に参加することで作家の自由を支援してくれました」と、ファンに助けを求めた。

前日譚の物語は、読み書きが困難な子供たちへの学習支援を行うディスレクシア・アクションと、イングリッシュ・ペンのチャリティのために2万5000ポンドで落札された。ハリーの父である若き日のジェームズ・ポッターと、その友人シリウス・ブラックが、ヘルメット不着用とスピード違反でマグルの警察に追われるという物語だ。彼らは魔法のほうきを使って逃げ出したということだ。

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